嘘つきは殺人のはじまり (講談社文庫 に 6-49 ミステリー傑作選 43)
- 講談社 (2003年9月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062736930
感想・レビュー・書評
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「灯油がつきるとき」は怖かった。「替玉」は複雑だった。「茶の葉とブロッコリー」はそれぞれの立場での思いが身勝手で面白かった。「真夏の誘拐者」は読み返してみたくなる話だった。「不帰屋」「雪のマズルカ」は話の内容より、テレビドラマになってもいいような印象を受けた。
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高橋克彦さんの短編が載っていたので買ったまま積ん読だった文庫。
たまには変わったものを読もうと思い手にしたのだが、さすが日本推理作家協会の傑作選だけある。秀逸。どれを読んでも、好みの差はあれど面白く読めた。もっと読んでみたいと思える作家にも出会えた。ありがたし。 -
「嘘つきは殺人のはじまり」では「審判は終わっていない(姉小路祐)」が比較的きれいで好感が持てるが、総じて本書はどろどろしていて好みではない。ラストの「畳算(福井晴敏)」はいい作品だが、既読だ。
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推理小説年鑑2000-2(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1824833.html)
(収録作品)欠けた記憶(高橋克彦)/灯油の尽きるとき(篠田節子)/審判は終わっていない(姉小路祐)/替玉(北川歩実)/先生の裏わざ(佐野洋)/茶の葉とブロッコリー(北上秋彦)/真夏の誘拐者(折原一)/不帰屋(北森鴻)/雪のマズルカ(芦原すなお)/畳算(福井晴敏)