- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062739283
感想・レビュー・書評
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気持ち悪いと思うような人ばかりが出てくる。
自分もそういう部分を抱えて生きているのだと思い至った瞬間、知らぬ間に私もリボンの裏側を歩いていることに気づく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何が正常で何が異常なのか、そもそも正常と異常ってなんなのか少し考えさせられる物語だった。まぁ他人に危害を加えるような異常って困るけどこれが間違いなく正常ですって言い切れる事って世の中ないよなぁ。
その他の二編も日常であって日常ではない不思議な雰囲気のある物語でした。 -
作者の力量からすれば不出来かな。
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角田さんの初期短編集。
久しぶりに読んだ角田さんのですが、どうもダメでした。
「まどろむ夜のUFO」「もう一つの扉」「ギャングの夜」
いずれも何かの生き方に捕われた主人公のを描いた作品です。主人公たち不安定さや危うさは感じられるのですが、決着はおろか方向性も見えないエンディング。
文学的なのかもしれませんが、生硬さばかりが目に付き、言いたい事が伝わってこない感じです。 -
まどろむ夜のUFO、もう一つの扉、ギャングの夜
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2015 3/29
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精液入りのジャム。
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角田さんの初期の小説。
どこかおかしい人たちが出てくるのだけど、どこがおかしいのか分からない。
まともだったらそんな行動とらないでしょってことも、その当人にとったら、理解されないにしろ当然な理由があるから、狂ってるようにも見えるし、すごく自然にも見える。
初期の作品だからか、少し分かりづらいところもあった。
解説にあった「宙ぶらりん」という表現がまさにこの小説にはぴったりだと思います。