カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062747851

感想・レビュー・書評

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  • あかずの扉研究会シリーズにどはまりした。トリックは相変わらず飛び抜けているが、辻褄はあっているし、キャラクターがたっている。書評を書いている漫画家さんのいうとおり、漫画のように読みやすい。後動さんやユイの過去も思わせ振りに出てくるが、今後明らかになるのだろうか。

  • 面白い!!なんでこの本がこんなに評価低いのかが全く分からない。

    前作でも感じたが、あの新聞、ドラえもん、はちすか、ピーポくんのハサミ、「六人で来て」、そしてタンバリンなどの伏線が本当に見事。

    そして前作では冗長かつ分かりにくく感じた解決編も、今作では一つずつ論理を組み立てていき、丁寧に一つずつ謎を解いており、とても好印象。

    駐在が剣次郎を殺した動機であったり、幻斎が望遠鏡を海に捨てた理由、真珠子がサラシを巻き、面をつけて島に来た理由などや、そしてその他朝日奈や金本などの個人の思惑が絡み合ったり。

    犯人に偽殺害現場を作らせるための脅迫状、"アリバイ作りのために殺す"、などの驚愕の真相であったり。

    大胆なトリックはないが、一つ一つのロジカルな推理、幾重にも重なる思惑、伏線回収、どれもとても良かった。

    そして好みは分かれるだろうが、やはりキャラクターも良い。これもこのシリーズの魅力の一つ。

    非常に読み応えのある本格ミステリーだった。

  • キャラが好きだからこそ読み続けていける。
    そんな「あかずの扉」シリーズ。

    二転三転と推理が変わっていく。

    今回、鳴海さんの登場シーンが凄くカッコ良かった!
    派手な服装の金本鈴さんの本当の姿が関係してくるんだろうなって思ってたら、最後の最後にほんの少しだけ話に入ってきただけだった。

    犯人はドラえもん。
    そんな推理小説が本当にあっても良いと思うんだけどね。
    著作権、大丈夫なのかな?

    今回の犯人は、同情の余地がないくらいクズだった。
    動機もなんだかなぁって感じでした。

  • シリーズ第2弾。
    獄門島を彷彿させる舞台設定。
    島外の人間が多く、事件の焦点があっちに行ったりこっちに行ったり、と不思議に思わせるピントが定まらないのが本作。
    タイトルの通りカレイドスコープの展開と言えば、その通りだか、もう少し上手いストーリー展開があっても良いのではと思った。

    でも、コロコロ変わる展開が飽きを来させない演出という見方もできるように思う。

  • 今回は何故か後動さんがえらくはなについた。
    鳴海さんがカッコよかったー。

  • 恐るべし霧舎巧!
    さすが島田荘司が絶賛してデビューしただけあるわ! って本書を読んで思いましたよん。
    本の厚さなんて全然気にならずに読めますから。
    本書は孤島モノです。
    2つの島があり、1つには3世帯しか住んでいなく、もう1つの島を統括しているんです。
    そういう設定とか登場人物のネーミングとか、やってくれるんですよ!
    ≪あかずの扉≫研究会シリーズの第二弾です。
    第一弾の「ドッペルゲンガー宮」で度肝をぬかれましたが、本書の方がもっときちんとまとまっていて面白いと思います。
    それに途中途中にユーモアも織り込まれていて笑えるし。
    ≪あかずの扉≫研究会のメンバーのキャラクター設定もこれまたいいんです。
    一人が欠けたら面白くなくなっちゃうと思うくらいです。
    やっぱりこのシリーズも読み進めていかなきゃいかん!と思いました。
    ドンデン返しの上のドンデン返し。どひゃ~ってなりますよ、ホント。

  • 分厚い本だったのに長さを感じさせない面白さでした。

  • 3

  • 《あかずの扉》研究会シリーズ・第2弾。キャラも掴めてきて、テンポも良かったし、楽しめた。語り役がへなちょこってのが、ちょっとアリキタリな感じだけど、まぁ、次作も楽しみです。

  • このシリーズが好きで。キャラがよい。読みやすい。

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