- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062749718
作品紹介・あらすじ
この国に「あるべき終戦の形」をもたらすと言われる特殊兵器・ローレライを求めて出航した伊507。回収任務に抜擢された少年兵・折笠征人(おりかさゆきと)は、太平洋の魔女と恐れられたローレライの実像を知る。米軍潜水艦との息詰まる死闘のさなか、深海に響き渡る魔女の歌声がもたらすのは生か死か。命の凱歌、緊迫の第2巻! 【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)
感想・レビュー・書評
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まだ前半を読み終わったところだけど、登場人物それぞれがいい味を出していて、その男っぷりに惚れてしまう。
最終兵器ローレライを回収後、しつこいアメリカ人に攻撃を受けつつも、絹見の思い切った戦略で、見事回避。
後半も楽しみ。 -
そもそもこの物語を読み始めたときには、「ローレライ」を回収するという物語かと思っていたが、この巻でそうそうにローレライは回収してしまった。そして追手の目をかいくぐりながらローレライを運んでゆく展開。登場人物のそれぞれの過去が丁寧に語られてゆく。
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物凄くいい‼️
前巻で抱いた感想を撤回したくなるほど本巻に感動した。
トリガーとの闘いの場面は本当に高揚したし、それぞれの登場人物たちのやり取り、心情の変化には心揺さぶられた。
また、本巻で明らかになったローレライの正体とその悲しい過去、そして白い家の凄惨な実態、それら一つ一つがとても涙を誘う。
ここまで素晴らしいと次巻にさらに期待してしまうが、無駄に期待しすぎず、まっさらな気持ちで楽しみたいと思う。 -
想定していた戦争ものと違い、ファンタジーだった。映画化しているらしいが、どちらかというと映画よりアニメっぽい。エヴァンゲリオンみたい、と思ってしまったから、余計にそう感じるのかもしれないが。
潜水艦についての詳細な描写は、あまり興味を持てない者には長くて辛かったが、敵艦との戦闘シーンはドキドキハラハラさせられ面白かった。楽しんで読めるのだが、もっと史実に沿った部分を読みたかったので、少し不完全燃焼の気がある。
戦争ものが嫌いな普段本を読まない人でも読みやすいかもと一瞬思ったが、本を読み慣れていない人にこのボリュームは辛いか。 -
本巻は第2章・第3章を収めている。
私はこの小説が原作となった映画「ローレライ」を見ていないが、潜水艦の構造などはやはり映像で見たほうが分かりやすいかなと感じる。文章からは緊迫感や戦闘シーンなどは読み取れるのだが、いかんせん細かいところになるとイメージがわきにくい。挿絵でもあればまた少し違うのかもしれないが。
本編を読むと、誰のための何のための戦争だったのだろうかと改めて思う。戦争責任とはそもそもどういったもので、誰が負うのか?それがただ巻き込まれた国民が負うべきものなのか?
ただ、この第二次世界大戦の引き金になったナチスの台頭には、第一次大戦で莫大な賠償金を課した側にも遠因があるようにも思う。
本巻は戦争責任について考えさせられた。 -
なかなか物語が進まない
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ナーバルの回収から戦闘シーンが多くなり読む速度が少し上がる
ナチスの人体実験はニュルンベルクコードと呼ばれ実際に行われていたので、その中で子供たちを対象に実験が行われていたとしても不思議ではない
その中から発見された超能力による索敵というチートな技術を使う
でも、一度使うとしばらく使えないという設定はナイスと思いました
自由に使えるとほぼ無敵になり話が単調になるので
しつこいアメリカ人のキャスバル艦長は最後精神を病んで特攻したのでもったいないと思いました
これからも駆け引きを行いながら戦いが続くのかと思っていたので
2巻が479ページと中々のボリューム、続く3巻も同じ程のボリュームあるので読み応えあります
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いよいよ出撃。
緊迫感はあるが、ダラダラと長い文章がちょっと疲れる。
だけど、ストーリーは面白い。
漫画的だけどね。