ヴァンパイヤー戦争 8 (講談社文庫 か 54-14)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749923

作品紹介・あらすじ

酷熱の砂漠から氷雪の高峰へ。死を覚悟の冒険の果てに、九鬼鴻三郎たちが辿り着いたのは、女王姉妹が君臨する"影の都"だった。二重王権に支配される黒人王国でみた残虐な風習と王位継承権を巡る争い。国を二分する戦いのときが迫る。圧倒的な劣勢に追い込まれた一行に、想像を絶する試練が襲いかかる。

感想・レビュー・書評

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  • 砂漠を越えてブドゥールに入った九鬼たちの一行は、そこでアイダの妹のオンサとミュザに出会います。オンサは、ブドゥールの宗教的権威を司る影の王国メルーの女王であり、俗世を支配するハー王国のテグ・クゥ王は、ケビゼを新たな王としミュゼをその妃に迎え入れようとしていました。九鬼たちは、オンサの依頼を受けてメルー国を守るため、ケビゼやその背後にいるネクラーソフとの戦いにいどみます。

    アフリカ編は、話がどんどん壮大になってしだいにとりとめがつかなくなっていく印象のある本作のなかでも、かなりストーリーのまとまりがよく、あまりストレスを感じることなくたのしめました。

  • 砂漠で水ないってダメじゃん。
    そこで苦しむところなのか?
    戦闘とかじゃないんだ。

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著者プロフィール

作家・評論家。1948年東京生まれ。
79年『バイバイ、エンジェル』でデビュー。98年編著『本格ミステリの現在』で第51回日本推理作家協会賞評論その他の部門を受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序論』で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を受賞。主な著作に『哲学者の密室』『例外社会』『例外状態の道化師ジョーカー』他多数。

「2024年 『自伝的革命論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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