- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062750929
作品紹介・あらすじ
またまた「ま・く・ら」バイクは楽しいよォ!
またまた長ーい小三治まくら、“バイクほど人間くさい機械はない”でご機嫌伺います。41歳でバイクと恋に落ち猛アタック。寄席通い、一人旅は勿論、噺家バイク仲間と北海道ツーリング。広い大地、転落事故も噺のネタの落語会、うまいもん、混浴、温かい人々・・・。中年青春グラフィティの一席、たっぷりお楽しみの程を。
感想・レビュー・書評
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最初のページで読む気無くした。
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10年ぶりくらいに読んだバイクエッlセイ。噺家の小三治がバイクに40を過ぎてから乗り始め、北海道に落語をしながらツーリングをするという活動を10年間続けた様など綴られている。ツーリングで走った思い出が胸をうずかす。うらやましい。噺家の言葉で書いてあるので非常に読みにくいが、共感出来る。又年に1回は、泊りがけで出かけたいものだ。
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「ま・く・ら」が良かったので、続けてこれを。自分は二輪には乗らないのだけど、師匠の語りから、その魅力がよく伝わってくる。四十過ぎてはじめてちょっと大きなバイクに乗った時のエピソードが出色。真面目で、自由な人なんだなあ。
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知人が北海道ツーリング行くといことで思い出して読み出した。30年前に読んでたらバイクの免許取りに行ってたかも。
小三治師匠、サイコー! -
少し軽い読み物が読みたくなり「柳家小三治」の『バ・イ・ク』を読みました。
41歳でバイクに恋した噺家の「柳家小三治」のバイクエッセイです。
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バイクは楽しいよォ!
またまた長ーい「小三治」まくら、“バイクほど人間くさい機械はない”でご機嫌伺います。
41歳でバイクと恋に落ち猛アタック。
寄席通い、一人旅は勿論、噺家バイク仲間と北海道ツーリング。
広い大地、転落事故も噺のネタの落語会、うまいもん、混浴、温かい人々… 中年青春グラフィティの一席、たっぷりお楽しみの程を。
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噺家のエッセイだけあって、噺家のバイク仲間「転倒蟲(てんとうむし)」でのツーリングや、ソロツーリングについて、バイクの魅力を巧く伝えながら、おもしろおかしく綴ってある作品でした。
若い頃にバイクで日本全国を駆け巡った(ちょっと大袈裟か!?)ことを思い出しましたね。
特に北海道をツーリングしたことは、私にとっても思い出深いので、とても愉しく読めました。
「柳家小三治」もエッセイの中で語っていますが、、、
バイクで走るのって、クルマとは違って、海の匂いや山の匂い、微妙な気温の違い、空気の流れ等を身体で感じて走れるんですよね。
そこが魅力ですよねぇ。
そして、クルマよりも景色を大きく感じるという部分も、ウン… ウン… と頷きながら読みました。
クルマや電車等から観える風景って、窓から限られたスペースで観るだけですが、バイクって、何にも覆われていないから、周りの景色を全て感じながら走れるんですよね。
いやぁ… また、バイクに乗りたくなりましたねぇ。
そんな魅力的な一冊でした。
「転倒蟲(てんとうむし)」の仲間に入れてもらおうかな。 -
一車線道路でバイクが走っている横を車で通るときなんて、邪魔!そんな走り方したらぶつかるか脇に落ちるから!無謀!なんて思っていたけど、師匠の話を聞くとちょっとは理解できるようになったかな。
砂利道にタイヤ取られてた時に、バイクは右にいったら右にとバイクの思うようにさせないととたんに倒れちゃう。それは子供に押し付けがましくすると、反抗するのとおんなじ。とか、自動車は三人称だが、バイクは自分自身。それだけ地面から景色を共有できるなんてところが、ははーーそうなんだと感じました。
そしてやっぱりバイクに乗る人はどこか無謀さがあるんだなとしみじみ思った一冊でした。 -
小三治師匠の中で、バイクに出会って、そして北海道を仲間と巡ったという経験は、今なお鮮やかな記憶として残っていて、師の大事な核となって輝き続けているんだなあというのを、高座やちょっとした会話の端々からうかがったことで、そういう思いが深くなった。
ユーモアと稚気と飄々が折り重なった師の文章が、師の受けた感動そのままに鮮やかに描かれた1冊と思う。 -
旅っていいなあ
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落語の「まくら」に使われそうな話だけれど、バイク話に特化したものでとてもおもしろい。バイク愛。こういうのは好きだ。