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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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取り調べは一冊の本だ。被疑者はその本の主人公なのだ。彼らは実に様々なストーリーを持っている。しかし、本の中の主人公は本の中から出ることはできない。こちらが本を開くことによって、初めて何かを語れるのだ。彼らは、こちらに向かって涙を求めてくることがある。怒りを焚きつけてくることもある。彼らは語りたがっている。自分の物語を読んでほしいと願っている。こちらは静かにページを捲っていけばいいのだ。彼らは待っている。待ち焦がれている。こちらが捲らない限り、彼らは何も語ることができないのだから。
― 29ページ -
美しい目や言葉がその人間の本質を語るとは限らない。
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「報道は自由だ。だが、君らのペンが人の生き死にを握っていることは忘れんでくれ」
― 160ページ
みんなの感想・レビュー・書評
アルツハイマー病を患う妻を殺した元・警察官の男が、自首するまでの空白の2日間の謎を、警察、弁護士、検察など、様々な視点から描く。
ラストが切ない。
ある被疑者の謎を、いろいろな事情を抱えた6人の物語を通して追う構成が新しい。
ただし、最後までわからないので、そんなに複雑なオチではない話をひっぱりすぎ感はあります。
謎の中身はなるほどね~~考えたな、という感じ。
最後はキレイすぎるけど、感動しました。
刑事、検事、記者、弁護士、裁判官の視点で語られるこの作品。
オチには「こういうことだったのか…!!」と、スッキリしたと同時に感動した。けどもうちょっと色々詰め込んで欲しかったかなぁ。
様々な立場の人間が様々な立場で主人公梶と向き合うが、結局は梶に惹かれ、みんな彼を助けようとする。それでも梶は謎を明かさず、最後の最後でついに・・・。きれいに落ちて、いい話でした。
2002年の第128回直木賞候補となるが落選。選考に絡むゴタゴタで著者が直木賞と訣別宣言に至るいわくつき作品。妻殺しを自主した警官が隠し通す何かを巡って警察、検察、弁護士、裁判官が思いをひとつにしていく物語。映画化、TBSでドラマ化されている。個人的には「クライマーズ・ハイ」の著者でもある横山秀夫さんは直木賞作家となっても全然おかしくないと思う。おすすめ。
良かった。
絶望に打ちひしがれて自分はどうでもよくても誰かを守りたいという「無私」の気持ちがでてます。
警察官、しかも現職の警察官が、49才にして犯した罪が妻殺し。彼の性格は温厚で真面目、部下からの信頼も厚かった彼になにがあったのか?
あらゆる人物たちが元警察官の梶聡一郎に、『空白の2日間』の真相を迫る。しかし、ついに梶はその口を開けることはなかった。
この理由といのが、実に胸にくる内容で、『人生50年』・・という本当の意味がストンと心に落ちてきました。
ところでこの小説には6人の男の物語が語られますが、この一人一人のその後も気になります。一番気になるのが佐瀬。佐瀬がこだわっているのは息子に対するどんな思い?その影にどんな物語が隠れているのでしょう?
志木さんではありませが、そのストーリーをめくってみたい、と、強く思いました。
図書館より。 妻を殺したと自首してきた警察官。その警察官の妻殺害から自首に至るまでの空白の二日間の謎をめぐる小説。 読む前は取調室での密室劇や回想が中心となるのかな、となんとなく思い込んでいたのですが、警察や検察、記者や看守などこの事件に関わる様々な人間の事件への思惑、さらには組織の中で生きる男たちの葛藤がしっかりと描かれています。 心理描写がしっかりしているので重厚な作品でもあるの... 続きを読む »
警察官、検事、記者…様々な視点からひとつの事件を少しずつ紐解いていく。
同じ話をぐるぐる回して進めるタイプの作品って私は苦手なのに、読み始めてからぐるぐるタイプの話と気づきました…。なかなか話が進まないのがもどかしくて苦手なんです。
最後にやっと真実が明かされるのですが、意外とハートフルな展開でじ〜んときました。
人の命って生かすことも殺すことも容易いのかもしれないけれど、人を生かす人でありたいなぁ。誰か支えになる人がいれば、また明日も頑張れるよね。
「妻を殺しました」。現職警察官・梶総一郎がアルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは――。
完全に罪を認めているというのに何かを隠している、半落ち。空白の2日間彼は何をしていたのか。警察やら検事やら記者がそれぞれの目線から彼を見ていく、それが面白かった。
この本は、僕にとって衝撃的だった。電車の中で読んでいたのに、涙が止まらなかった。生きることの美しさ、そして、切なさを感じることができる素晴らしい1冊だと思う。
主人公のおいちゃんが、終始、非の打ちドコロがないホドいいヒトで、そのおいちゃんがヒタ隠しに隠してる個人情報を白日の下に晒すことによって、おいちゃんがどんだけいいヒトかを証明しようとするヒトたちのおハナシです。
まあまあ。主人公のヒトがいいおいちゃんはヒト殺しでブチ込まれてるんですけどね。
飛行機のなかとホテルの部屋の数時間でイッキに読み終えっちまうくらい、先の展開が気になる、全編に渡ってオモシロい作品でした。
――オチ以外は。
オチがなー、なーんか半分落ちきれてないカンジで残念。
あー。
作品のタイトル「半落ち」って、そういうイミも込みなのかも…。
主人公のおいちゃんがさいごまでいいヒトだったので、もうちょい人間クサいハナシを読みたいと思いました。
http://blueskyblog.blog3.fc2.com/blog-entry-1703.html
元警察官がアルツハイマーの妻を哀れんで殺害してしまう。殺害後に自首をするものの、そこには空白の2日間があった。彼はいったい何をしていたのか。その謎をとく形で様々な人の視点から物語は進んでいく。
切ないが感動的なラストに向かって・・・。

章ごとにプライドの高い?人間があつまってるなあ。最後はもっと複雑な問題を抱えているのかと思ったけど結構あっさり。でもやっぱりポロっときた。






