- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062753180
作品紹介・あらすじ
裁かれるジャンヌ・ダルクは、ほんとうに神より遣わされし者なのか?国王シャルル七世の寵臣ジョルジュは、自らの地位を脅かしかねぬ女(ジヤンヌ)の素性を洗い出そうと心を砕く。そして最後に彼が気づいたある戦慄すべき事実とは……。西欧中世史に材をとった表題作のほかに六篇を収める、才気横溢の傑作短篇集。
あの女、ほんとうに神の遣いなのか……
裁かれるジャンヌ・ダルクは、ほんとうに神より遣わされし者なのか?国王シャルル七世の寵臣ジョルジュは、自らの地位を脅かしかねぬ女(ジヤンヌ)の素性を洗い出そうと心を砕く。そして最後に彼が気づいたある戦慄すべき事実とは……。西欧中世史に材をとった表題作のほかに六篇を収める、才気横溢の傑作短篇集。
感想・レビュー・書評
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4-06-275318-9 325p 2006.2.15 1刷
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著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家)
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佐藤賢一氏といえば長編。それも分厚い作品ばかりという印象があります。本屋さんで値段を見て、ちょっと躊躇してしまうような(笑)。
この作品は長編(集英社文庫;\705+\648=\1353)の「傭兵ピエール」でも中心的役割を持つジャンヌ・ダルク物2編を含む短編集です。
短編もいけますね。比べてどうだと問われれば、やはり長編の方に軍配が上がると思いますが、短編もなかなかのものです。ちょっと、気取りすぎてる感じもありますけど。
西洋歴史物という日本では馴染みの薄い分野に取り組まれている佐藤さんの入門書にはもってこいかも知れません。
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再読。
まだまだ西欧気分に浸かっていたくてのチョイス。
歴史の流れを分かってないので短編はちと厳しい。
理解するのに必死で面白さを味わえない不甲斐なさ。
そんな中でも「技師」はお気に入り。 -
中世ヨーロッパを舞台にした歴史小説の短編集。表題の通り、ジャンヌ・ダルクにまつわるものと、レオナルド・ダ・ヴィンチにまつわるものが多いが、これらの話はおもしろさとしてはイマイチ。個人的に一番面白いと思ったのはイベリコ半島はカスティーリャとアラゴンを舞台にした騎士の物語「エッセ・エス」。軽妙な語り口と爽快な物語はかなり良い。
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2013.05.23
再読 -
裁かれるジャンヌ・ダルクは、ほんとうに神より遣わされし者なのか?国王シャルル七世の寵臣ジョルジュは、自らの地位を脅かしかねぬ女の素生を洗い出そうと心を砕く。そして最後に彼が気づいたある戦慄すべき事実とは…。西欧中世史に材をとった表題作のほかに六篇を収める、才気横溢の傑作短篇集。
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歴史小説。
小さい頃読んだジャンヌダルクの伝記漫画を思い返しながら読みました。
どこまでが史実として確かなのかはわからないけれど、楽しめた。
後半はレオナルド・ダ・ヴィンチの話があって、色んな絵を見てみたくなった。 -
世界史知ってたらもっとおもしろいんだろーなぁ。なんだか教科書読んでる気分でした。
小難しい単語(名前とか専門用語とか)が多かったけど短編だからさらっと読めた。ちょっとこの話は好きじゃないなと思ってもあっさり終わるから楽ではあった。
ただ逆に気に入った話だと、さらっと終わり過ぎて続きが気になる笑 わがままかな…