お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人 (講談社文庫)
- 講談社 (2007年1月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062756327
感想・レビュー・書評
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文化の違いについて考えられさせる内容だと思う。
日本は豊かな国だが、何が本当の【豊かさ】なのか。
普段の見方を変えたり学ぶべきところの多い作品だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランス人の生活の様子、考え方が興味深い。
日本の生活にどっぷりつからずに、違う文化に触れてみることも大事だよなあと改めて実感。
とりあえず、フランスに行きたい♪ -
日仏の幸せの価値観の違いを教えてくれる本。
・フランスでディズニーランドが流行らない理由。
・自販機やコンビニがない理由。
・フランス流子育て。
などは主婦としてとても興味深かった。
長期フランスに在住した筆者ならではの日本の問題点の指摘は、客観的に要点を得ており感心させられた。
何より、好奇心旺盛な筆者の人柄が文脈に表れており最後まで飽きずに読めた。 -
私も、いや我が家も昔はフランス人的な感じだったと思います。何を幸せと定義するか。
今となっちゃぁ、金儲けの話ばかり。
久々に初心というか、原点に戻った気がします。
夢は家にみんなを呼んでパーティーです。 -
フランスで20年間暮らした著者が知り合ったフランス人達とのエピソードを通じて、お金と生活についての価値観や姿勢の日本人との違いを描き出したエッセイ。正直なフランス人が「締まりや」だというのも自分のイメージとは違っていて興味深かった。日々の食事もお金がないなら無いなりに工夫して安く済ませる、買えないものは欲しがらないといった点は日本人でもすぐに見習うべきところ。一方で友人を家に呼んだ時のおもてなしのマナーや結婚、教育関連のお金の使い方など、文化・風習・歴史に深く根ざして真似は難しいなというものまである。
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ヨーロッパ人は年収が低いのになぜ幸せなのか。生き方の違いを知りたくて購入。フランス人留学生が東京は誘惑が多すぎると言った。魅力的な商品が巧みに広告されてあふれかえっていて、あまりあるお金を持っていない限り、欠乏感にさいなまれる。
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軽いタッチのエッセイだった。
価値観の違いが学べた。
フランスへのあこがれが現実的に見てしまうと、フランス人への幻滅になってしまう。 -
国による価値観の違いが面白い。
こんな風に、良い意味で分相応を知り、しょうもない欲からは解放されたいなぁ。
手持ちの物で楽しめる人生を送りたい。
……日本にいると無理な気もしたけど。