- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062758178
作品紹介・あらすじ
「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作(いするぎぎさく)は、殺人事件に遭遇する。嫌疑をかけられた江里が向かった先は……。ミステリの枠に留まらない知的エンタテインメントの傑作! (講談社文庫)
感想・レビュー・書評
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ちょっと特殊な設定のため、
最初はカタカナが頭に入らない。。。
すごく好き嫌いは分かれそうな気がする。
最後のオチもえっそうなの?という感じで、
あまり好きではなかったけど、読ませる力はさすが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
解説にあるように変な小説。
石動探偵シリーズ5作目。
中世の騎士が現代の社長に乗り移り事件を巻き起こす物語。
中世の物語は面白く、途中のトリックの解説は感心する。
読んでる途中で殊能さんの訃報を聞く。
ご冥福をお祈りいたします。 -
非常に面白かった
黒い仏を読んでいたからこそ楽しめたのか、、
水城優臣の登場で胸が高鳴る!
石動は今回も全然名探偵じゃないのがいい
このシリーズの続きがもうないのが悲しい、、 -
かなり読みづらかった、、コメディだよね?
一件落着、ということでエドガーさんも落ち着いて何より。 -
石動戯作シリーズ第四弾。最初の方はわりとバカミスって感じなんだけれど、段々キャラクターに感情移入していって最後まで読むとエドガー氏の最期の真相にはわりと胸にくるものがあった。このユーモアとシリアスの落差よ。全体的な事件の真相としてはあっさりと解決したのでミステリとしてはちょっと物足りなかったかな。
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※本書は「鏡の中は日曜日」の重大なネタバレがあるので、そちらを先に読むべし。
面白かった。伏線の散りばめ方が見事。また、シチュエーションの作り方が凝っていて、オチまで含めてこんなミステリは他に類を見ないと思う。少々冗長な部分はあるが、殊能将之作品の中でも傑作の部類と思う。