源氏物語 巻八 (講談社文庫)

  • 講談社
3.84
  • (16)
  • (22)
  • (26)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 266
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758185

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2007/08

  • 「橋姫」以下、宇治を舞台にした物語が続き、これが世に言う「宇治十帖」だそうで、残り七帖あるわけだ。煮えきらぬ恋愛話が、ウジウジウジウジとウジ十帖連なる。

  • 8巻。源氏の息子、薫と孫の匂宮の物語。
    解説で瀬戸内さんがおっしゃってますが・・・「雲隠」までの文章と宇治十帖の文章がものすごく違っているので、読むのに苦労しました。
    特に「竹河」は、10年の歳月を書いているので途中で頭が混乱してきました。何回、嫌になって本を投げつけようとしたことか。

    元々、源氏物語は何回も何回も読まないと分からないなぁ~と思っているので(いや、私の頭が追いつかないだけかもしれませんが)

    あと2巻・・・頑張って読みたいです。

  • 寂れた山荘に暮らす美人姉妹と、彼女達に思いを寄せる2人の美男子の物語がメインとなっている。薫と匂宮はタイプは違うけれど、2人とも少女マンガに登場しそうな完璧なイケメン。八の宮が亡くなった後の大君と中の君の境遇は、現代とは比べものにならないくらい不安定なものだったはず。出家というセーフティーネットはあるものの、周りに反対されれば思いきれない。苦悩のあまり潰れてしまった大君が哀れだった。源氏の思いをばっさり振り切った女三の尼宮とは対照的。姉に先立たれてしまった中の君は匂宮のもとへ引き取られるのだろうか。

  • 宇治十帖に突入。やっぱり光源氏の話よりこちらのほうが読みやすくて好きです。先に『あさきゆめみし』を読んでいたのでキャラクターが掴みやすかった。

  • 巻一に記載

  • ★3が多いのが謎だなあ。
    巻末の解説部には宇治十帖が紫式部の手によるものではないのではないかという疑惑などの説明があり、時代背景を考えられて面白いです。
    大君と薫の君は結局添い寝しかしてなかったことに驚き。
    最後には少し打ち解けるものの、かたくなに薫の君を拒む大君を見ていると、この源氏物語では大半の女性が無理に犯されてきた中でよくがんばったなと思わされる。中の君は割ところりと匂宮にほだされるわけだけど…。姉は強し!っていうやつかな?

  • 宇治十帖に入り、また新たな物語を楽しむことが出来ました。
    薫の君の生真面目さと、大君のプライドの高さにやきもきしてました。大君が亡くなったことで、また新たな展開がありそうで、楽しみです。

  • 2007年8月11日購入。
    2011年9月16日読了。

  • 8巻目!

全22件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬戸内寂聴の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×