岳飛伝(二) 烽火篇 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758703

作品紹介・あらすじ

敵ながらあっぱれ! 好漢にして猛将に立ち向かう精忠報国の士!
かの諸葛孔明をはるかにしのぐ、名将・岳飛、いざ出陣!

金の猛将・兀朮(ウジュ)率いる50万の軍勢が都へ押し寄せ、宋の皇帝は北の地で囚われの身となる。国家滅亡の危機に、精忠報国の志を刻んだ岳飛がついに起つ時がきた!抜群の智略と勇気をもって少数で大軍を蹴散らす名将・岳飛。だが、敵は目前にのみあるとは限らなかった。戦火が拡大し、興奮が加速する第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    岳飛、身内に厳しすぎ。
    読みやす過ぎてちょい物足りない。

    ささ、次巻へ。

  • 幼少期を経て、いよいよ歴史の舞台に躍り出る立身編。周りを固める仲間たちも出揃ってきてる感じ。なんと、阮三兄弟・阮小二の息子まで出てきた(笑)水滸伝絡みでいうと、ドーカンって実は奸臣だったってのはショックだったけど。あと、ヨーレー伝でもちょこっと出てたウジュって、実はこんな魅力的な将軍だったのですね。だんだん面白くなってきましたって感じだけど、岳飛ばかりが活躍し過ぎてる気がする。周りの見せ場ももっとあれば良いのにと思うけど、そうなるともっと長編になっちゃいますか。

  • ああ、つまり翻案なのね、と納得したのは解説を読んでから。
    ならばもっと遊べばいいのにね、というのが本音。おもしろくない。

    なにより主人公であるはずの岳飛がガチガチの出来過ぎで、
    なんだか可愛くないのである。

    まあそういう意味じゃ牛くんが、「岩鬼」で勢いありなのだけど、
    ちょっと見え見えすぎるかな、と。

    うーん。つまらない。

  • 遂に金の手に落ちる宋。相変わらず奸臣が幅を利かせてはいるものの、前回よりは落ち着いて戦のシーンが多くなった。そして水滸伝ファンには嬉しい某人物の息子が登場……! 李綱が良い奴だったりもして、やっぱり北方水滸伝との対比も楽しい。

  • 中国の歴史上のヒーローのお話を著者がまとめたもの。中国では岳飛は知らぬもののない英雄らしい。日本で言うと義経、みたいなものね。内容はいかにも中国らしい突飛な出世物語で、帯に書いてあるみたいな興奮のるつぼ!みたいな感想は持てない。しかし読み進むにつれ、義に篤くクソ真面目でしかもめっぽう強い岳飛と、そのハチャメチャな義兄弟たちがなかなか可愛く思えてくる。しかし、牛皐を先鋒にするのはそろそろいい加減やめた方がいいんじゃないの?…それとも深謀遠慮があるのかな(笑)

  • 未読

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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