- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062760225
作品紹介・あらすじ
工場で働く単調な日々に鬱々とするヒキコモリ気味の少年。少女を見えない悪意から護り続ける少年。密室状況の屋敷内で繰り広げられる惨殺劇。別々に進行する三つの物語を貫くものは、世界を反転させる衝撃の一文と、どこまでも深い"愛"である。なぜピアノは沈んだのか?著者渾身の戦慄純愛ミステリー。
感想・レビュー・書評
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以前から気になっていた作品。
3つのエピソードが繋がり、あぁそうか~と納得したがなかなか闇を感じる。
終わり方は結構好き。
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いやー、やっぱり佐藤友哉さんはすごい!
出だしで引き込まれたものの、途中から話の流れがよくわからなくなって、もしや鏡家サーガで一番面白くない!?と心配していた。
その矢先、ちょうど半分あたりでまた物語が動きだし、ある部分でバラバラのエピソードが力任せに繋げられ、全容が浮かび上がったときには、眩暈がするほど驚いた!
ネタバレになるので詳細は書くのを控えるが、最近、なかなか味わえていない驚きだったことは事実!
いや本当にまいりましたm(_ _)m -
注意) 他人に勧めてはいけません。人間性を疑われます。
この人の文章は上手いし、推理小説としては良作なのかなと思うけれど、誤解を恐れずに総括すると、「胸くそ悪い」という感想になるのではないだろうか。読めば読むほど人間の汚さや気持ち悪さを、目の前に突き出されたような感覚に陥る。
裏切りや絶望、背徳や狂気という描写を書かせたら、近年では間違いなくトップクラスの作家だと思う。 -
マジでやられたミステリー リスト作品
ずっと気になっていた本を積読からチョイス(指運)
初めましての作家さん
期待値ハードル上がりまくりでスタート
場面が二転三転
なんの話だこれは
不穏な状況も描写されてるけど
ピアノ出てこないし
読了後の感想
あえてネタバレなしにしておこう
やられたミステリを超えてますわ
どんでん返しミステリが好きなら必読
※微グロあり
星は4.8かな
まだ2月頭だけど2024年1番の衝撃作
あとがきでシリーズ物と知る
いずれは他の作品も -
積読15年もの第3弾。前作、前々作を読んだのが10年以上前なので、登場人物の立ち位置(やその変化)はまったく分からず。続けて読めばより楽しめたのかも。三者の視点の切り替わり(関係性、あるいは、関係のなさ)がいまいち読み取りづらく、置いていかれている感じでした。一般的に言って、近年のミステリだとそういうところも丁寧にフォローしてくれる作品が多いような印象。「世界を反転させる一文」もインパクトが少なくて、若干肩透かし感。
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ブックオフのどんでん系特集から。それ以外にも、どこかでオススメされていたかも。自身としては、初の佐藤友哉 作品。サーガの一作らしいけど、本作だけでも十分理解可能。各キャラが濃いから分かり易い。それなりに楽しめたけど、期待以上!って訳ではなかった。なぜか。基本的にミステリって犯人がどんでん返されるから、本作に特別などんでんを感じなかったから、というのが一番大きいかな。最初はバラバラに思えた3つのストーリーが、だんだん一つの物語に収斂されていく様は、読んでてなかなかエキサイティングではあったんだけど。
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3つの語り部が嫌〜なところで交錯する自意識爆発青春ミステリ。鏡家サーガではいちばん面白かったです
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あとがきを読んで、独特の台詞回しの出所が分かった気がした。
過去にも読んだことはあったが、内容を忘れていたし、3つの物語が最後収束されるところは感嘆した。 -
引きこもりの青年。少女を守る少年。屋敷内の惨劇。三つの物語。
少し読み辛いなあと思いました。
最後はちょっと驚いたけれど、それ以外はまあなんとなく、、、という感じでした。
気分の落ちるような作品でした。
描写はわりと好きです。 -
展開は好きだけど読んでて恥ずかしくなる程、中二病っぽい文体が苦手で最後まで読むのが苦痛だった。