夏の吐息 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760706

感想・レビュー・書評

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  • この六篇を超える作品は、もう描けないかもしれませんー小池真理子、という帯に惹かれて購入。
    うーん、たしかに大人な恋愛小説ではあったけど、どれもこれもが中途半端な感じ…まあそれが持ち味なんでしょうが。。
    もう少し歳を重ねてから読めば、感じ方が変わるかな。

  • 気だるい感じの恋愛短編集。
    軽くさらっと読めるけど読んだ後すぐ内容を忘れる本。

  • 心にしみる、大人の恋。
    余韻が美しく、
    とてもよかったです。

    大学生のころ、
    小池真理子さんのミステリー小説が
    好きで、ドキドキしながら
    読んだものです。

    その後10年くらいたってから、
    友人の古本屋さんで
    小池さんの小説を買ったところ、
    「へえ〜、こんなすごいの読むんだ…。
     今度からさくらさん(私のこと)
     を見る目が変わっちゃうなあ」と。
    「何のこっちゃ!?」
    と思ったんですが、
    その頃は、芥川賞の前後で、
    エロスのテーマが全開の時期
    だったのですね。

    そこをとことん書き尽くしたあとの
    この境地。
    小池真理子さんならではの
    大人の恋に、ぐっときました。

    何度も読み直したい、
    大切な小説になる予感。

  • とても好き。大人の男女の話。

  • 「夏の吐息」小池真理子 読んだ。 妄想。大人の女性の妄想。そうか、そうなんですか。

  • いい感じの本です。フワッとしてるような恋愛というより、なんとなく懐かしさと温かさを感じながら読んでいます。

  • 短篇6話。解説 堀茂樹。
    秘めごと
    月の光
    パロール
    夏の吐息
    上海にて
    春爛漫

    「上海にて」は、なぜ上海なのかがわからなかった。
    全体に死と恋愛とが交互に現れる叙述的な小説。
    小池真理子が目指しているものは分かった。
    明るい気分の時は、明るい気分じゃないときには読めないかもしれないと感じた。
    暗い気分の時に,底から這い上がるのに読めるかもしれないと感じた。
    読むときの姿勢の持ち方でなんとか読めるのかもしれない。

  • 物語はどこにも着地しない。
    ある意味、その流れの一部が切り取られ、私達の前に示される。

    だから、物語はまさに動いている。

    そのどこかに向かうエネルギーを紡ぐ言葉が、
    抜群に気持ちいいんだよなー。

    かっこいい。

  • 本人さえ自覚認識していない不可解な心裡。大人の恋愛というフレームを通して描かれる。心の揺れ、機微の描出に味わいがある。ありふれた日常の光景も小池さんの筆にかかると、限りない広がりをもつ世界になっている。一々、嘆息させられた。

  • 年齢層が少し高めで私にはまだ早かったかも(^_^;)でも不倫のこととかは…いくつになっても分かりたくないかな(^_^;)初読の作家さんでしたが、帯にこれを越えるものは書けないかもしれないみたいなことを書いてあったので、他の作品は読まないかなぁ。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小池真理子の作品

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