そして、警官は奔る (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761314

感想・レビュー・書評

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  • テーマが重い。
    キャラ付がちゃんとされているのもあってかさくさく読める。
    一作目より好きかなー。
    「おかえりなさい」

  • 不法滞在外国人・人身売買・児童ポルノなど、とってもヘビーな
    内容です。そしてとても難しい問題です。

    警官として法を遵守することと、人として優先させることを両立出来ない時はどうしたらいいのか。登場人物達が、皆それぞれの立場・性格から色々考えます。読者も登場人物と一緒に色々考えさせられますが、一筋縄ではいかない非常に難しい問題ですね。

    それについて武本は「両立するように努力する」と言うんですけれども、非常に武本らしい発言ですね~。

    それにしても、「冷血」と呼ばれる和田の過去はひどすぎます
    何もそんな酷い目に合わせなくても。。。と思ってしまいました。

    これは続きがあるのかなぁ、潮崎が戻って来てどうなるのか?
    楽しみです。

  • 2011/11/09
    復路

  • 【警視庁蒲田署に異動となった武本は、不法滞在外国人を母に持つ幼女監禁事件を追った。一方、かつての上司、潮崎は、武本の力になりたい一心で、独自に事件の調査を始める。そして、浮き彫りになる子供の人身売買や虐待の現実。法律では裁ききれない闇に、二人はどのような光を当てるのか?シリーズ第二作。】

    テーマも話しの内容もドップリ重いし、暗い。
    けれど、読み始めたら止まらない。

    すべての登場人物のキャラクターがきちんと設定されており、
    それぞれに(良いも悪いも含め)魅力的。

    はずかしながら、シリーズ前作を既読ながら記憶に薄い・・・
    確かに面白かった気がする。
    だから本作にも挑んだわけだが、
    続けて読めたらもっと面白かったかも。

    様々な思いを抱える男たちの中で、
    救いようのない紅一点。

    女性作家だからこそ描ける「女」を、
    歯痒く、ふてぶてしく、やるせなく感じるたが、
    そこがまた良い。

    次作も楽しみ♪

  • 男同士の友情に女性が登場しては…ちょっとがっかりな気分です(T ^ T)事件も前作とほぼ同じパターンで面白味もありません。武本・潮崎コンビは大好きなので是非続編を期待しています。

  • 「警察ってなんだろ」
    シリーズ第2弾。
    法を守ることの難しさ。
    法と警察は実は相容れないもの。
    警察と法を考えさせられる。

  • これはかなり重くて難しいテーマ。でも、かなり突っ込んでます。いろいろと考えさせられました。

  • 外国人の不法滞在に端を発する人身売買や児童虐待等。やるせない話だ。そして明快な正解が無い。それは作中にあるように犯罪者も警官も人だからか。しかし改善はされているのか。そうであって欲しいが。潮崎が、一般人なのにそんなに絡んできていいのか?と思ったのだが、無口で無骨な武本だからこそ、明るくお喋りな潮崎がいないと話が進まないのかもね。

  • 警視庁蒲田署に異動となった武本は、不法滞在外国人を母に持つ幼女監禁事件を追った。一方、かつての上司、潮崎は、武本の力になりたい一心で、独自に事件の調査を始める。そして、浮き彫りになる子供の人身売買や虐待の現実。法律では裁ききれない闇に、二人はどのような光を当てるのか?シリーズ第二作。

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