サイコロジカル 上 (講談社文庫 に 32-4 西尾維新文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761796

作品紹介・あらすじ

およそ論理立てて物事を考えるほど無意味なことはない。所詮論理など人の考えたものであり、そして世界は人の手には余りすぎる。博愛を自らの義務と課し、自由を何よりも重んじる、周囲に調和をこの上なく提供する誠実な正直者、つまりこのぼくは、七月、囚われの壊し屋を救う旅に連れられた。パーティのメンバーは玖渚友と鈴無音々。向かう先は悪の要塞-要するには『堕落三昧』斜道卿壱郎博士の研究施設。この冒険の登場人物は誰もが際限なく矛盾していて、誰もが際限なく破綻していて、そして誰もが際限なく崩壊していて、はっきり言って壊れている。それはひょっとしたら壊されただけなのかもしれないが、しかし戯言遣いのこのぼくに限って言えば、わざわざ壊してくれるまでもない。だってぼくは最初から、ほら、こんなにも見事に壊れてしまっているゆえに-。戯言シリーズ第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 備忘録登録として戯言シリーズも、ついでに刀物語も全部読んでいた。面白かった記憶がある。だいぶ忘れているけど⁈

  • 【積読本】 “戯言殺し”の前に自らが何者かによって惨殺されてしまった兎吊木垓輔。ひねくれ者の《堕落三昧》博士の真の目的も気になります。 「好きな女の子が目の前にいるのに、それを抱きたいと思わない男がいるなんて、信じられないのよ」鈴無さん、今はそこじゃないです。たぶん。 309ページ11行目のいーちゃんの気持ちに共感しました。下巻も楽しみです。

  • 相変わらず西尾維新という感じ。
    玖渚に対するいーちゃんの想い方についてなかなか自分でもうーんと考えてしまうこともあった。
    栞の絵が好き。

  • 上下セットでの感想です。
    最後のオチは、誰もが予想するものでしょうが、自分としては後で考えると、なんで気づかなかったんだろうと思う伏線がワンサカ。
    何故だろう、恐らくだらだらと長い文章にごまかされてちゃんと読む気力をなくされているのでしょうか、まぁ戯言ですが笑

  • すごく遠回りな自分の気持ちに気づく話

  • 兎吊木の変態性が明るみになることで、だんだんと友の異質性、特別性が浮き出てくる。と同時に、いーたんの異常性も一層分かる。

  • 矛盾論理<サイコロジカル>って読ませるの格好いい。
    このへんからそういう西尾維新っぽい漢字にカタカナでルビ振るタイプの名前が頻出するようになって興奮する。二重世界<ダブルフリック>とかめっちゃ好きなんだけど本編に出てくるんだか覚えていない。

    『兎吊木垓輔に停止<レッド>はない、不滅<グリーン>、不浄<グリーン>、不死<グリーン>だよ』っていう言い回しとか、さすが厨二病で飯食ってる作者だけあると思った。

    兎吊木(移り気)で、軽薄なお兄ちゃんみたいな風貌のくせに深いところで頑固だった。

  • 続く

  • クビツリハイスクールに続いて読了。
    これ、玖渚達が疑われそうな気がするけどどうするんだろう。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/731305

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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