εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)
- 講談社 (2009年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062764988
作品紹介・あらすじ
山吹早月と加部谷恵美が乗り込んだ中部国際空港行きの高速バスが、ジャックされてしまった。犯人グループからは都市部とバスに爆弾をしかけたという声明が出される。乗客名簿にあった「εに誓って」という団体客名は、「φは壊れたね」から続く事件と関係があるのか。西之園たちが見守る中、バスは疾走する。
感想・レビュー・書評
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Gシリーズ4作目。
まんまと騙された。
海月くんはどのタイミングで気付いたのか、、、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかった。
これから四季がどう関わってくるのか楽しみです。 -
常に四季の影を漂わせ張り子の虎ばかりに目線を奪われていた。またしても巧妙な叙述トリックにはめられてしまった次第である。異常事態の中の静けさ。こんなことの意味さえ見逃してしまっていた。突出して活躍した者もおらず全体として流れは静か。気づいたらクライマックスといった感覚。
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森 博嗣(もりひろし)Gシリーズ4作目『ε(イプシロン)に誓って』
バスジャックに遭遇という設定で、バスに乗る人たち、外部から見守る人たちのそれぞれの視点で、物語が進行していく・・・。
はっきりいって、騙された!
著者の術中に見事にはまり、非常に爽快な騙され方をしてしまった!
悔しいから、もう一度ネチネチと読み返したくなる(笑)。
また、物語には生と死や信仰という深く考えさせるテーマとともに、東京バナナや人には言えないような内容の同人誌がミクスして取り扱われていて、その軽重のコントラストが面白かった。みんな、それぞれの想いでバスに乗っているんだな。
今回、各章の冒頭に引用されているのはヘッセの『シッダールタ』
『シッダールタ』の詩のような物語と、森 博嗣の文章は相性がいいと思った。
さて、第5作は『λに歯がない』
読み進めますかな。 -
久々にやられた感
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ミスリード(で、いいのかな)にまんまとハマった。
状況を理解するのに、数秒を要した笑
シリーズが終わるまではほんとの意味での終わり(それすらも他のシリーズに引き継がれる可能性もあるんだが)は見えないので、次が読みたくなる。
これも森マジックの一つ。 -
このシリーズ途中で読んでなかったですが、久々に読んだら普通に面白かった