εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2411
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764988

作品紹介・あらすじ

山吹早月と加部谷恵美が乗り込んだ中部国際空港行きの高速バスが、ジャックされてしまった。犯人グループからは都市部とバスに爆弾をしかけたという声明が出される。乗客名簿にあった「εに誓って」という団体客名は、「φは壊れたね」から続く事件と関係があるのか。西之園たちが見守る中、バスは疾走する。

感想・レビュー・書評

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  • Gシリーズ4作目。
    まんまと騙された。
    海月くんはどのタイミングで気付いたのか、、、

  • おもしろかった。
    これから四季がどう関わってくるのか楽しみです。

  • 常に四季の影を漂わせ張り子の虎ばかりに目線を奪われていた。またしても巧妙な叙述トリックにはめられてしまった次第である。異常事態の中の静けさ。こんなことの意味さえ見逃してしまっていた。突出して活躍した者もおらず全体として流れは静か。気づいたらクライマックスといった感覚。

  • 「そして、考えても死なないことに、価値があるのではないか。結果として、死ななかったことに、価値があるのではないか。」

    四季は今後どのように関わってくるのでしょうか。

  • やられた〜
    なんか久しぶりにやられたって感じがした。今回は舞台がバスなだけに、そんなに盛大、壮大なトリックはないだろう。どこかで先に解いてやろうと思ってたのに、更に上をいかれた。。。

    謎の団体も見え隠れして、それの裏側に四季の影も見え…そうで見えないんだけどね

    このシリーズもこれで折り返しのようだし、どんどん惹きこまれたいね

  • 森 博嗣(もりひろし)Gシリーズ4作目『ε(イプシロン)に誓って』

    バスジャックに遭遇という設定で、バスに乗る人たち、外部から見守る人たちのそれぞれの視点で、物語が進行していく・・・。

    はっきりいって、騙された!

    著者の術中に見事にはまり、非常に爽快な騙され方をしてしまった!
    悔しいから、もう一度ネチネチと読み返したくなる(笑)。

    また、物語には生と死や信仰という深く考えさせるテーマとともに、東京バナナや人には言えないような内容の同人誌がミクスして取り扱われていて、その軽重のコントラストが面白かった。みんな、それぞれの想いでバスに乗っているんだな。

    今回、各章の冒頭に引用されているのはヘッセの『シッダールタ』
    『シッダールタ』の詩のような物語と、森 博嗣の文章は相性がいいと思った。

    さて、第5作は『λに歯がない』
    読み進めますかな。

  • 久々にやられた感

  • ミスリード(で、いいのかな)にまんまとハマった。

    状況を理解するのに、数秒を要した笑

    シリーズが終わるまではほんとの意味での終わり(それすらも他のシリーズに引き継がれる可能性もあるんだが)は見えないので、次が読みたくなる。

    これも森マジックの一つ。

  • 面白かった。
    バス2台の発想が。

    優しさとは、どうせ将来はないのだから今を大切にしようという気持ちってしっくりくる。

  • このシリーズ途中で読んでなかったですが、久々に読んだら普通に面白かった

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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