イナイ×イナイ PEEKABOO (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.36
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本棚登録 : 2171
感想 : 174
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767460

作品紹介・あらすじ

黒髪の佳人、佐竹千鶴は椙田探偵事務所を訪れて、こう切り出した。「私の兄を捜していただきたいのです」。双子の妹、千春とともに都心の広大な旧家に暮らすが、兄の鎮夫は母屋の地下牢に幽閉されているのだという。椙田の助手、小川と真鍋が調査に向かうが、謎は深まるばかり-。Xシリーズ、文庫化始動。

感想・レビュー・書評

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  • 会話が面白く、シュールで笑ってしまった。謎解きはあっさりだった印象でしゅ

  • 久しぶりの森博嗣作品。
    学生の頃夢中になって読んだS&Mシリーズ以来だったが、森博嗣ワールドが懐かしくそして変わらない世界観になんだか嬉しくなった。

    登場人物たちのちょっと浮世離れしたキャラ、少し耽美な世界観、そしてミステリィ
    気づいたら2日で読み上げてしまった。

    このシリーズの続編も読んでみよう。
    面白かったです!
    ⭐︎4.3

  • 今まで読んだ森博嗣作品に比べて理系要素少なめかつ文字数も抑えめで良くも悪くもライトな作品

    シリーズ一作目ということもあり、続編などでの主要人物の掘り下げに期待

  • 美術品鑑定士・椙田の事務所を訪れた佳人はこう切り出した。「私の兄を探していただきたいのです」。双子の妹とともに広大な旧家に住む千鶴は、母屋の地下牢に兄が幽閉されているといるのだという。
    椙田の助手である小川と真鍋は、調査へと赴くが……。


    森博嗣さんの「Xシリーズ」の一冊目。
    自宅の地下牢に兄が幽閉されているかもしれないという魅力的な導入で、さらさら読めます。やっぱり謎めいた旧家とミステリアスな住人というのはミステリの舞台的にとても素敵。
    ラストはさっぱり目ですが、寂しげな余韻があって良いです。

    助手である小川と真鍋のバディも良い感じに気が抜けていていいコンビ。真鍋君が色々図太くて結構好きでした。

    森博嗣さんの作品は学生時代にかなり読んでいて、こちらは久々に手に取った一冊でした。新シリーズの一冊目という事で、とっつきやすいかなと選んだのですが、大筋は問題なくても前作とのキャラクターとの絡みなどがあるので、やっぱり「S&Mシリーズ」から読み返すべきだったな、とちょっと後悔してます。
    機会があれば最初から読み返したいですね。

  • 面白かった。
    設定が金田一耕助シリーズみたい。
    久しぶりに一気読みしてしまった。
    次も読んでみたい。
    でも途中である程度読めちゃったかな。

  • 読みやすくて1日で読み終わってしまいました。動機がよくわからなく、最後まで読んでも結末がしっくりこなかったけど、第二章を再読して腑に落ちたというか、スッキリしました。探偵もの面白い!!そしてあの人との再会もファンなら嬉しい。

  • 双子、密室?、お茶目な小川さんとのんびり真鍋くんの不思議な魅力のあるバディ、、ミステリー小説では欠かせない要素がもりもりに詰まっていながら軽やかに進んでいく物語 最高

  • 第1弾
    小川にとって最初の事件。 女性から兄を探して欲しいとの依頼。死んだ主人の美術品の整理。女性は双子で、もう1人の女性から依頼を受けた探偵・鷹知。鷹知って誰かなのか…久しぶりに苦手キャラがいない、と思ったら真鍋が苦手なことを忘れていた。 西之園が事件から遠かったのは何故から四季シリーズでわかったけれど、だったらもう出なくて良いのでは。椙田との絡みが必要なのか…しかしそれも式シリーズで一区切りついたと思っていたのに。 事件は割とサラッとしていた。これまでのシリーズのまとめシリーズのような役割か。

  • 最後の登場人物にワクワクしちゃうぜ!!

  • なんだか気づいたら物語が終わっていた
    続き物みたいなので続きも読んでみたいと思う

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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