言い寄る (講談社文庫)

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感想 : 181
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767590

感想・レビュー・書評

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  • 思い当たる節が多すぎて



  • 男女関係の描写が繊細で色っぽいです。


    そして切ないです。
    そういうもんだよなー、と思ってしまいました。

    他の作品も読んでみたいです。

    • workmaさん
      田辺聖子さん、自分も大好きです! 「ジョゼと虎と魚たち」自分は気に入ってますよ~
      2人の恋愛物語が切なくておすすめです(*^^*)
      田辺聖子さん、自分も大好きです! 「ジョゼと虎と魚たち」自分は気に入ってますよ~
      2人の恋愛物語が切なくておすすめです(*^^*)
      2021/06/03
    • きょんさん
      ジョゼと虎と魚たち、題名だけ聞いたことあります!
      ぜひ読んでみたいです!✨
      ジョゼと虎と魚たち、題名だけ聞いたことあります!
      ぜひ読んでみたいです!✨
      2021/06/07
    • workmaさん
      ぜひぜひ~♡
      ぜひぜひ~♡
      2021/06/07
  • 実際にありそう。
    私は乃里子タイプではないが、こういう子は、いる!
    乃里子タイプでないといいながらも共感できるところもたくさんあった。

    自分を好きで居てくれる男の人がいることって、精神安定剤…

  • ふるえ本より

    田辺聖子著 ¥648・講談社文庫

    片思いの男を部屋に引っ張りこんだ夜。彼のシャワー中に主人 公はあれこれ妄想して大喜び、なのに天然な彼はあっさり帰っ てしまう。約12ページ分の描写に女子のときめき、欲望、身 勝手さ、愚かさ、可愛らしさがすべて詰まっていて、何度読ん でも笑い、涙してしまいます。

  • 3部作第1弾にもかかわらず、一番最後に読んでいる。
    乃里子はこの頃はまだ、私の憧れる強い女になりきってはまだないんだな。
    でも根本的には強いけど。

    読み終わって。やー切ない。
    乃里子はすっかり私の独りよがりの親友である。
    いいのかい。それで。
    心情は、乃里子のほうが一枚も二枚もウワテでオトナだけれども
    カブる部分も多々ある。泣けてくる。

  • 乃里子3部作の第一弾。
    実は、続編の“私的生活”を何年か前に先に読んじゃってるっていう、、、。
    ので、次に再読決定!!

    古いのに古臭くない。
    でも、やっぱり少し古い。
    男の人には読んで欲しくない(笑)
    てか男の人は読まない方が良いよ( ´艸`)
    乃里子は「憎みたくても憎み切れない」って言葉がピッタリ。

  • 本を読む、自分以外の人生を生きる、そして何人分もの幸せと哀しみを感じる。もうそれでおなかいっぱいになる。これってそういうタイプの小説だなぁと思う。

    所詮私もそれくらいの女なんだと認識する。私にとって読書は私を「私だけの人生」から引き剥がす作業なんだと思う。それはやっぱりせつない。でもそう、それが分かっていながら求めてしまうんです。

    あぁでも本当の「愛している」が分かる女になりたいよなぁ。

  • 最っっ高に素敵な一冊。

    奇天烈な人は出てこないし、
    奇天烈な出来事が起こるわけでもない。

    でも、こんなに一緒に泣けて、笑えて、嫉妬して、
    感情を揺さ振られた作品は他にない。
    これが本当の恋愛小説なのだと思います。
    こういう作品が書ける人こそ本物の作家なんだと思います。

    田辺聖子さんはあっさりと軽くてでもきちんとしている文体が好きやな(言葉選びとかひらがなの使い方がほんとに粋)、と思ってたんですが、
    これはどうにもしばらくはまりそう。

  • 初めにこの本を手に取った理由とはまた別の動機から二回目の読了。同じ物なのに、どうしてこうも味わいが違うかな~。
    →一度目の感想…心理表現が絶妙。特に恋愛面の。関西弁の、ときにやわらかく、ときにひょうひょうとした文体が楽しく読みやすい。

  • 解説文によると、田辺さんの関西弁の使い分けが絶妙だそうなのですがそのうまさが関西人じゃない私にはわからないのが残念です。でも文字で書いてあるのにまるで耳に聞こえてくるようで、さすが田辺作品だなあと思いました。内容としては、わかるようなわからないような。これ藤原紀香が不幸そうなメイクで演じたらすごい都合のいい悲しい女にも描けそうで・・、田辺さんが明るく、あくまで主人公の主体性を失わせないで書いてるからテンポよく読めて、アホな男たちも憎みきれないけど。続編たちはまた機会があったら読んでみましょうかね。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

田辺聖子の作品

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