- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062771535
作品紹介・あらすじ
異形のホラー作家が巨額の費用をかけ、造りあげた廃墟庭園。そこでは行方不明者が続出し、遺体で発見される者も出て、遂に作家自身まで姿を消す。その場所、"魔庭"を訪れた映画関係者たちに想像を絶する恐怖と怪異が襲いかかる。殺戮を繰り返す黒怪人とは何者なのか?"庭"が"館"が襲いくるホラーミステリ。
感想・レビュー・書評
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スラッシャー 廃園の殺人
32 序幕
1 血祭り
0 暗黒
2 出発
3 廃園の歴史
4 不吉な前兆
5 「スラッシャー 廃園の殺人」
6 到着
7 合流
8 〈魔庭〉
9 奇妙な門番
10 古代遺跡
11 密談
12 惨劇
13 黒怪人
14 迷路
15 追跡
16 消失
17 惨殺
18 逃走
19 怪人の正体?
20 グロッタ
21 虐殺
22 階段地獄
23 廃墟聖堂
24 古城の地下室
25 鉄の処女
26 凄惨な宴
27 拷問刑具
28 森を抜けて
29 塔内の怪人
30 真犯人
幕間
31 新たなる恐怖
0 暗黒
講談社「スラッシャー 廃園の殺人」 2007年6月
解説 阿見松ノ介詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく凄惨な描写が多く、スプラッタものが苦手な人はやめておいた方がいいかもしれない。
最初はただのスプラッタ系ホラーなのかな…と思わせておいて、最後あの展開に持っていくところがさすがだった。メタ展開で頭ごちゃごちゃになりながら読み進めていくと、最後するするっと伏線回収してくれた。 -
これが三津田さん?って驚くほどのB級スプラッタホラー。ホラー作家の作った廃墟庭園。しかもその作家は行方不明。そこで映画を撮ろうと訪れた関係者たちは殆ど迷路の廃園のなかで…!庭園が巨大なので想像力がついていかず、略図がなかったのが少し残念。もの凄く残忍なナイフでの殺人風景は、意外とさらりと読めます。また黒づくめの犯人が誰なのか。これはちゃんとしたミステリ。ミステリを読みなれた人だと感づいてしまうものだけれど、ちゃんと残忍な殺害にも意味があって、納得させられてしまいました。たまにはこんな変化球も楽しいです。
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2016年1月11日読了。
2016年22冊目。 -
ちょっと苦手なホラー、というよりスプラッターかな。
ただのホラーではないのが三津田信三ですが。 -
民俗学的要素はほとんどなく、猟奇ものといった感じ。既読の著者の他作品とは趣向がだいぶ異なる。三津田信三シリーズで言及されている通り著者は現実世界でもホラー映画を愛好しているのだろう。多数のホラー映画の紹介が組み込まれている。
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カルト小説家が建てたとされる奇っ怪な館で,ビデオのロケに来ていた一段が殺人鬼に襲われる。
ベッタベタなB級ホラー展開だが,作者のホラー映画への愛を感じる。