- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062774581
感想・レビュー・書評
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1時間ちょっとで読み終える小説なのですが、怒涛のトリック祭りでした。
事前情報全くなしで読んでいたので、素直に驚きました。
家の階段から落ちて昏睡状態の女の子の兄が、その日家にいた三人の男を閉じ込めて犯人を名乗り出させるという話だと思っていましたが、冴子というストーカー女の話と交互に物語が進んでいきます。
えっ!?、、、ええっ!!?、、、ええええっ!!
と、この薄い本に王道のトリックがいくつも仕掛けられています。このオチの叙述トリックはいくつも読んでいるので新鮮味はありませんが、物語を読み進める中でいくつか違和感はあったので、まぁフェアな方だと思います。
サクッと読める王道ミステリー。エンタメ性が高いので普段本を読まない人にも勧めやすいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
単純に、本の薄さ、ページ数からは想像できない結末です。暗くて重苦しい雰囲気が漂いつつ、ラストにはアッと驚かされます。
ミステリー小説のサイトなどでも上位に入っている作品ですし、他の作品と比較してもチャレンジしやすい厚みだと思いました!ミステリー初心者の方、他にはない刺激的な結末がほしい方には大変オススメです! -
薄い小説なのに物語がよい!面白い!最後の最後に「なるほど!やられた!」ってなって気持ち良い読了感!
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初読みの作家さんです!
ネットなどではよく見かけるが、なかなか読む機会がなく、つい最近読破しました。
結果から言いますと、強くお勧めする作品です。
まず利点1として、ページ数が少ないところ。読書する時間がない方にはもってこいです。
利点2、登場人物が少なく、スラスラ読めるところ。
利点3、この薄さにして皆さん好みのどんでん返しありのところ。
しかし、ミステリー読み慣れてる方からすれば予測できてしまうかも知れません。そこが唯一の難点です!
実際私も中盤からオチを想像し、順調に自分の読みが合っているかのように読み続けたら、最後の最後に裏切られました(笑)
そこまでは想像しなかったな〜ってのが本音です。
他の作品も読んでみたくなりました。
まだ未読の方は是非ご覧になって下さい! -
浦賀作品を初めて読んだが、あまりにも綺麗なパズラー小説であり、一気に読み終えてしまった。他の作品も読みたくなった。
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地下シェルターへ続く階段から落とされた浦賀と亜矢子。
数年後、犯人探しを目的に集められた、あの時の仲間、、
散らばったトリックに、気づいている気になっていたけど…
すんなりと騙されていました。
はじめて読んだ浦賀さんの作品。
他の小説も読みたい。