うつ病・躁うつ病で「休職」「復職」した人の気持ちがわかる本 (こころライブラリーイラスト版)

  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062789721

作品紹介・あらすじ

不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
《講談社 こころライブラリーイラスト版》

【つらいのはあなただけじゃない。】
休職中の不安や絶望、
治療への不信、復帰直後の焦り……
職場復帰に成功した人たちの
発症から休職、復職にいたるまでの
こころの変化を図解します。

病気になってもまた働ける!
うつ病や躁うつ病による休職から復帰して、
数年以上元気に働き続けている人が大勢います。
本書にはその「先輩」たちの声を多数、収録しました。
落ち込み、悔しがり、自分を責めているのは、あなただけではありません。
治療の道は人それぞれ。まわり道や足踏みをする時期もあります。
つらくて消えてしまいたいとき、この本を開き、ながめてみてください。

【本書のおもな内容】
第1章 心の病気がわかったときの驚きと悔しさ
 ケース例Aさん 直言居士でストレス耐性は強いと思っていたが
 【最初の気づき】 仕事に疲れ、ネクタイをしめるのもつらくなった/ 生活はしているが、自分が壊れかけている感覚
 【受診】 うつ病なんて自分には無関係な病気だと思っていた
 【診断】 すぐには納得できず、診断書を誰にもみせられなかった

第2章 休職中は暗闇のなかで自分を責めつづけていた
 ケース例Bさん 心身ともに限界をむかえ、やむなく休職を決断
 【休職】 バリバリ働く同僚と自分を比べ、情けなくなった/ 病気を挫折だと感じ、自分のすべてを否定していた

第3章 少しよくなってもすぐ再発し、心が折れた
 ケース例Cさん 再発をくり返し、「休職制度の悪用だ」と叱責された
 【復職】 【再発】

第4章 家族や患者仲間から希望と勇気をもらった
ケース例Dさん デイケアや患者仲間を、最初は小馬鹿にしていた
【療養の見直し】 【デイケアに参加】 【回復の実感】

第5章 プライドを捨て、ありのままの自分で復職した
ケース例Eさん 数年がたち、病気のことを知らない同僚も増えてきた
【自己理解】 【準備して復職】 【治療から数年たって】

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすいし、休職してる自分からすると初期のころこうだったなと振り返って回復していることを実感できるのが嬉しい。
    デイケア行き始めようかな。

  • 図書館にて見つけ、立ち読みした時にピクリと来るものがあったので借りて読了。

    そういう診断を受けたことは無い身ですが、少し気を付けた方が良い考え方などがありました。仕事でも不安感が強いと感じる時期に見つけたので尚更かもです。

  • 5章編成で、イラストを交えつつ、当事者の目線と"思い"を中心に書かれた、わかりやすい本。

    図書館で約110分間で読破。

    「うつ病」や「躁うつ病」を発症するまさにその時、致し方なく休職した時、復職してもまた再発し、再休職するパターン、そして、復職支援プログラム、いわゆる「リワーク(return-to-work)」に参加して、最終的には再復職して、もし症状が出ても対処出来るようになるまでを解説しています。

    現在、心が折れそうで精神的に辛いと感じている方から、うつや躁うつで治療中の方、特に休職中の方におすすめ。
    また、そのご家族や、職場の周りの方も読むと理解がしやすいと思います。

    当事者の方々がどのような感情や思考回路を持っているのかについて、著者のクリニックのデイケアの"卒業生"から集まった沢山の手記をもとに、様々な体験や考え方、感覚、気持ちを吹き出し形式で記述したり、体験談として記載しており、共感や理解が非常に進む良書です。

    個人的には復職支援プログラムの存在を知りませんでしたので、それだけでも大きな発見でしたが、リワーク活動の特徴であるデイケアという、グループ活動とピアサポートが、入院や外来診療と、職場復帰の橋渡しをし、よりスムーズな社会復帰と、再休職の繰り返しの防止を支援出来る、良いシステムであることを知りました。

    この本では、うつ病、躁うつ病の方を対象として書かれているので、その他の精神疾患や、身体的な障害で休職されている方には、そのまま通用するところとそうでないところがあるかもしれませんが、参考にはなると思います。

    生活記録を取ることで、診療者や家族とのコミュニケーションを補い、促進することも学べました。

    リワークをやっている主な診療機関として、下記にリンクがありますのでご参考まで。
    http://www.utsu-rework.org/list/

    以下、参考までに。44ページに出てくる聖書の言葉「倒されてもまっさかさまには倒されはしない。主がその手を支えておられるからだ」は、旧約聖書の詩編37編23〜24節の辺りを実際にお読みになると良いでしょう。(翻訳の違いもあるのですが、24節にこの言葉が書かれています。)

  • うつ病・躁うつ病に冒され休職しながらも、病魔を克服し乗り越え復職した皆さんの手記を基となっている。心の病気であることを知らされた時の驚きと戸惑い。暗闇の中で自らを攻め続けた休職期。復職しても負い目から再度の休職。家族、同じ境遇のデイケアの仲間から励まされ、ふと気づくと回復の階段を一段昇っていたことに対する自信と希望。プライドを捨てありのままの自分を受け入れての完全復活。復職までの各ステージにおける気持ちの動きが手に取るように理解できる。豊富なイラストを使い三色カラー刷りで非常に見やすく整理されている。

  • 見やすく、丁寧で分かり易い。

  • 不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
    《講談社 こころライブラリーイラスト版》

    【つらいのはあなただけじゃない。】
    休職中の不安や絶望、
    治療への不信、復帰直後の焦り……
    職場復帰に成功した人たちの
    発症から休職、復職にいたるまでの
    こころの変化を図解します。

    病気になってもまた働ける!
    うつ病や躁うつ病による休職から復帰して、
    数年以上元気に働き続けている人が大勢います。
    本書にはその「先輩」たちの声を多数、収録しました。
    落ち込み、悔しがり、自分を責めているのは、あなただけではありません。
    治療の道は人それぞれ。まわり道や足踏みをする時期もあります。
    つらくて消えてしまいたいとき、この本を開き、ながめてみてください。

    【本書のおもな内容】
    第1章 心の病気がわかったときの驚きと悔しさ
    ケース例Aさん 直言居士でストレス耐性は強いと思っていたが
    【最初の気づき】 仕事に疲れ、ネクタイをしめるのもつらくなった/ 生活はしているが、自分が壊れかけている感覚
    【受診】 うつ病なんて自分には無関係な病気だと思っていた
    【診断】 すぐには納得できず、診断書を誰にもみせられなかった

    第2章 休職中は暗闇のなかで自分を責めつづけていた
    ケース例Bさん 心身ともに限界をむかえ、やむなく休職を決断
    【休職】 バリバリ働く同僚と自分を比べ、情けなくなった/ 病気を挫折だと感じ、自分のすべてを否定していた

    第3章 少しよくなってもすぐ再発し、心が折れた
    ケース例Cさん 再発をくり返し、「休職制度の悪用だ」と叱責された
    【復職】 【再発】

    第4章 家族や患者仲間から希望と勇気をもらった
    ケース例Dさん デイケアや患者仲間を、最初は小馬鹿にしていた
    【療養の見直し】 【デイケアに参加】 【回復の実感】

    第5章 プライドを捨て、ありのままの自分で復職した
    ケース例Eさん 数年がたち、病気のことを知らない同僚も増えてきた
    【自己理解】 【準備して復職】 【治療から数年たって】

  • 選書用として読了。会社で働く人がどのような経緯で発症したか、再び職に就くまでどう克服し、復職後の対処法をどうしてきたかをイラスト付き見開きで時系列に紹介。ほとんどの頁に該当する時期での本人の気持ち、体験談が掲載されていて分かりやすかった。

    • aoiさん
      玉村勇吾さん、コメントありがとうございます。
      誠に申し訳ありませんが、Amazonへのレビュ投稿はお断りさせていただきます。
      レビューは...
      玉村勇吾さん、コメントありがとうございます。
      誠に申し訳ありませんが、Amazonへのレビュ投稿はお断りさせていただきます。
      レビューは読書メーターおよびブクログのみで、そして個人的な読書記録として投稿していますので、今回のように依頼を受けてレビュー投稿をしたことはないのです。
      ご理解いただけると幸いです。
      2015/01/09
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著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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