- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062816694
作品紹介・あらすじ
なぜあいつが役員に?
なぜあの男が社長なんだ?
人事がおかしくなるとき、会社もおかしくなる。
巨艦パナソニックの凋落の原因も、実は人事抗争にあった。
会社の命運を握るトップ人事は、なぜねじ曲げられたのか。
誰がどう間違えたのか。
元役員たちの実名証言によって、名門・松下電器の裏面史がいま明らかになる!
上司の出世争いに辟易するサラリーマンの共感を得たベストセラーが、早くも文庫化!
感想・レビュー・書評
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フィクションのようだったーいやーほんとこうなるんだな、会社って。やんや言うのは簡単だけどじゃあ私はどうしたらいいか。
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丁寧な調査・分析で練り上げられた内容。
トップが会社の命運を握ることが痛切に語られている。 -
くだらない出世争いが無ければパナソニックは今も世界的な企業となっていたかも。映画テーマパーク構想、DVD規格の独占、コンテンツ配信など先進的なアイデアが悉く潰れていく様、低落していく様がよく分かる。
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これほどの人事抗争が続いていたとは知らなかった。松下電器は、松下幸之助の会社だった、創業者があまりにも偉大すぎて、だれもうまく引き継げなかった。そして今に至る。
これだけ歴代のトップが迷走しても、未だに日本の大企業として君臨できているのは、現場の頑張り、底力なのかもしれない。
いつか、社員も関係者もユーザーも、皆を幸せにできる会社に戻る日が来ればと思う。 -
鯛は頭から腐る。
松下正治氏のことを書いたと言われる"秘密な事情"は興味がある。
有名な創業者は知っているが、その後の内部事情は知らなかった。興味深い。 -
これだけ巨大な企業やったらありがちなんやろうけど...それにしても酷い
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経営陣の個人的な感情や人間関係のこじれから、大企業が機能不全に陥っていく様が描かれている。
鯛は頭から腐る。 -
リアル。
後継問題で権力争いがあり、パナソニックは失速した。
娘婿の正治がかなり絡んでるな。。
前半のMCA買収話にもあったが、当時日本企業の勢いが凄かったんだろうな..
MCA企業買収で、ネットフリックス が日本から生まれていたかもしれない。しかし権力争いなどでうまく行かずチームも左遷など。
最近読んだ二次大戦以降の終身雇用、アメリカと日本の解雇規制の話や、プロ経営者の話と相まって、日本の企業がこのネット時代、変化な時代に伸びない理由が分かってきた.. -
結局経営は人がやること、松下幸之助でさえ、妻に対してモノがいえなかった。そして経営がコトの正しさではなく人の情念を見ては顧客価値が濁り、理念から外れていくということがよくわかる事例。