- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062816960
作品紹介・あらすじ
灼熱の小部屋と、冷厳な水風呂が、なぜかくも人を魅了し続けてきたのか? そこには、大人だけが知る、悦びと秘儀があるのだ! 圧倒的かつ恍惚的な「快」をもたらす本当のサウナの楽しみ方を、鬼才マンガ家が自らの体験を語りながら、誰にもわかりやすく伝授する、スーパー・リラックス・コミック・エッセイ。
さて、本書の、そして著者の訴えることの眼目は「メインディッシュは水風呂」ということである。著者曰く、「釈迦は35歳のとき、菩提樹の木の下で外気浴により"ととのった"とされるが、その少し前、リラジャン川の冷たい水で沐浴していたことに私は注目したい」。
サウナ・セッションによる心地よさを、「ととのう」と表現することを世に知らしめ、「ロウリュ」などの本場フィンランドサウナのサービスが全国にひろまるきっかけのひとつともなった、平成のサウナブームの立役者による、究極のサウナ体験記。
さあ、すべての日本人よ、サウナの道=サ道の深奥を知れ!
感想・レビュー・書評
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サウナ大使のタナカカツキさんの本。
サウナは週1で通うほど好きだけど、サ道の漫画やドラマはちゃんと見たことない。
文章として初めてちゃんと触れたけど、サウナの感覚を言語化してくれる本だった。
サウナの楽しみ方は人それぞれ、こだわりも感覚も。自分のペースで、自分の好きなように。
また人生を重ねてくれば見え方感じ方が変わるのかなぁ。サウナは奥深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一漫画家の視点から語られるサウナの良さ。今では医者が書いたもっと専門的なサウナの本も出ているけど、この本がサウナブームの火付け役になったんだなぁ。
サウナ行きたくなってきた -
サウナへの取り組み方が変わる
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面白かった。定期的にいくと、肩こり、鼻炎、風邪予防になる。
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読みやすい
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サウナと水風呂の温冷交代浴による恍惚を、「ととのった」ではなく「ニルヴァーナ」や「イク」と表現しているのが現在のマンガサ道とは違っていて、「まだその表現とは出会っていないころに書かれたこの本こそ、タナカカツキのサウナのルーツなのだ!」としみじみ。
また、連日のサウナ通いにより、耳に水が入ったような感じで、聞こえる音が遠くなってしまう症状に襲われたとのこと。病院ではまったく身に覚えのない鬱と診断され、血流を調整する薬を処方してもらって改善。それからサウナ通いを一時休んだというエピソードは、マンガサ道にはなかったもので、「サウナ大使たる今となってはそんなサウナのデメリットは書けまいな」とやはりここでもタナカカツキのサウナ原風景を見る。
「風」という字を見てみたら、その中に一匹の虫がいた。そんなポエティックな一文で締められている本書。なんじゃそりゃ! -
サウナいこう
マンガ版もドラマ版も見てないけど、初見がこの文庫版でよかった -
人生の心得
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自分がサウナに入って感じていた感覚が言語化されていて「これこれ〜‼︎」と同意しながら読めた。
表現も面白く、すらすら読める。