在日マネー戦争 (講談社+α文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062817073

感想・レビュー・書評

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  • 在日コリアンは菓子職人など卑賤と考え差別意識を払拭すべく銀行業に注力したことがよく分かる。日本人による差別と独自の職業意識が導くゴルフ場開設や海外での銀行経営など面白い。

  •  我が国における在日韓国人(朝鮮人)の問題は無視できないものであるが、本書はそんな彼らの中でも巨大企業を築き上げた人々を取り上げたものである。
     パチンコといった日本人が関与しなかった、または関与していたとしてもアングラ勢力が関与していたマーケットを席巻したり、逆に韓国本国へ進出したり、金融機関を設立したりと我が国だけでなく朝鮮半島も巻き込んで歴史で少なからぬ役割を担ってきた。
     彼らの役割をなぞるには好著であると思う。

  • エムケイ青木会長の剛腕に感動。
    僕らのヒーローは〜、より取材が深いです。

著者プロフィール

1956年、兵庫県生まれの在日韓国人3世。
1980年、同志社大学卒業。
1988年、同大学院商学研究科博士後期課程修了(商学博士)。
1990年9月より2022年3月まで大阪市立大学経済学部に勤務。
大阪市立大学大学院経済学研究科教授を経て、現在、大阪市立大学名誉教授。テレビ・ラジオコメンテーター。
著書に『韓国NIES化の苦悩』(同文舘出版)、『〈在日〉という生き方』『「在日コリアン」ってなんでんねん?』『僕たちのヒーローはみんな在日だった』『日本人と韓国人 「タテマエ」と「ホンネ」』『在日マネー戦争』(以上、講談社)、『越境する在日コリアン』(明石書店)、『朝鮮半島を見る眼』(藤原書店)、『20世紀東アジアのポリティカルエコノミー』(晃洋書房)などがある。

「2023年 『在日という病 生きづらさの当事者研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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