- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062820387
感想・レビュー・書評
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"2007年から10年後の世界をシミュレーションした投資を考える本。4つのシナリオを描いている。
1)ハイパーインフレとなった日本
2)福祉国家を目指した日本
3)BRICSの台頭した世界
4)日本が世界経済を牽引している世界
の4つだ。小説みたいに軽く読める。
長期的な分散投資をすることでどんな未来になっても対応できるということを言っている。
10年後を見据えて、老後を見据えて、どんなライフを送りたいのかを自分なりに考えることが大切。
お金があってもやりたいことが無くては不幸なだけ。まず、夢が先であるべきなのだろう。その夢を実現するために、必要なものをそろえればいい。お金もその中の一つのアイテムに過ぎない。お金が無くてもかなう夢をある。
本と映画に囲まれて一日過ごす。その上で、社会に貢献するすべも持っていたい。漠然とだが、こんなことが浮かんだ。
ファイナンスリテラシーも学習続けること!ということもこの本を読んで痛感した。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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幸せになる投資戦略を探せは全4話ある空想の10年後ストーリーを展開していきますが
登場人物の基本設定はそのままだけど話の内容はガラッと変わるのでひとつの話ごとにしっかり切り替えて読まないと話の状況に軽く混乱します。
10年後の日本の仮説としてはありそうな話もあるしあり得なそうな話もある。
1日あれば読み終える程度の本だし仮説の話は面白半分にサラッと行きましょう。将来を心配し過ぎても仕方がありませんしね?
さて本のタイトル幸せになる投資戦略を探せは結局は何だったのかよくわからないまま終わりますが
文末P.249では分散投資による過去の運用実績があります。
投資クラブの慎重派である宏の投資スタイルがこれに当たりますが
要はマネックス資産設計ファンドの宣伝に作られた感がしてしまいます。
それはそれで優良なファンドだからいいのだけれども・・・。 -
大学時代の投資サークルのメンバーがその後どう生きたのか…という小説。
資産形成を考えるというテーマが話が進んでいくのですが、投資のこと生き方について人それぞれ…ということを考えさせられた気がします。
つまり、投資に関する考え方は人生に対する考え方にもつながる部分もあり、人は人生観と投資観とがリンクされた形で成り立っているのかもしれないと思います。
でも、書籍としての完成度はそれほど高くない気がします。