平家物語 上 (21世紀版・少年少女古典文学館 第11巻)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 75
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062827614

作品紹介・あらすじ

平安時代末期(一一〇〇年代後半)、日本は歴史の大きな曲がり角に立っていた。これまでの貴族にかわって、武家の平家一門が政治の表舞台におどり出た。平家は日本全土の半分を支配下におき、平清盛の専横は目にあまるところとなった。『平家物語』は、こうした平家の隆盛と、その後の破滅への道のりを、時にフィクションをまじえながらも、あますところなく語ってくれる。平家琵琶の音にのせて、琵琶法師たちが語り継いだ一大叙事詩は、聞く人の心をゆさぶり涙をさそった。

感想・レビュー・書評

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  • いまだ未読だった名作児童文学を今さらながらに読んでみるシリーズ②(児童文学ではないけど、児童書なのでこのカテゴリで(笑))

    源平合戦を舞台とした漫画作品は数多読んだものの、、、、

    ※いわゆる1つの、義経と弁慶が主人公となる一連のもの(笑)。

    「盛」だの「経」だの「憲」だのの紛らわしい人名のオンパレードは、漫画であるからこそキャラの見分けもついたが活字じゃおそらくわけが分からなくなるはずだろ・・と、ずっと敬遠してきた。

    けれどもしかし、吉村昭が書いたならきっと読みやすく描かれているのだろう(それに、児童向けに書かれた作品でもあるしね)と、手に取ってみた。

    なるほど、読みやすい。
    いまはまだ上巻の半分くらいだが、この先も十分に楽しみだ。
    2017.10.25.書。

    【読了】
    うん、上巻最後まで、面白し。滅びゆく平家一門の悲哀がひしひしと伝わってくる。

    “もり”だの“のり”だの“すけ”だのの区別のつきにくさは相変わらずだけど(苦笑)。

    ★3つ、7ポイント。
    2017.10.26.図。

  • 挿絵がいい。

  • 読みやすかったです。

  • テレビドラマなどで演じられる情景は、読んでいても思いうかぶ。

    驕る平家は久しからず。

    肝に銘じる必要がある言葉だ。

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著者プロフィール

一九二七(昭和二)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六(平成一八)年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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