- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062830164
作品紹介・あらすじ
男とライオンは闘う。お互いを助けるために ライオンたちが村の牛を襲いにきた。家畜係のヤクーバは、ライオンの王者と闘うが、お互いに相手を傷つけまいとする。深い信頼で結ばれたふたりの、感動的な物語
感想・レビュー・書評
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翻訳者の柳田邦男さんは、絵本作家の伊勢英子さんと一緒に活動され
ています。
伊勢さんのフランスでの展覧会に関連した記載で、柳田さんが表題の
「ヤクーバとライオン」の翻訳を進めていると書いてあり、機会があれば読
んでみようと思っていました。
ティエリー・デデューはフランスの絵本作家でありイラストレーター。絵本
ですが、黒一色の力強い、版画を思わせるような独特なタッチの絵です。
ストーリーとマッチしてライオンと対峙するシーンは緊張感が溢れていま
す。
内容は絵本としては難しく、1巻は「戦わない勇気」、2巻は「守るべき義
務と信頼」。 傷ついたライオンを見逃し、自らは戦士となれなかったヤク
ーバは、日本人なら武士道というべきところ。しかし伝えたい内容は深く、
限りなく続く憎しみと報復の連鎖から、如何にすれば抜け出すことができる
か。
後半はライオンの王と牛を守るヤクーバとの対峙。互いに信頼する二人
は、傷つけることなく、仲間の前で果てしなく戦う。
子供には難しいかと思ったのですが、ふと考えると、大人の我々が抱え
ている社会での問題、民族間の憎しみの方が異常であり、ヤクーバとライ
オンの関係を伝えずらいのかもしれない。
子供の方が素直に、動物と人間を越えても「真に正しい事」を直感で理
解し選択できるのかもしれません。 絵本と子供には大人の形式的な知を
超える力があります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻と併せて読みたい。
牛を守らなければならないヤクーバと群れを守らなければならないキブウェ。 -
2023年12月6日(水)朝学
6年B組
1の続きのお話。
今度は、ライオン側の立場でお話が進みます。
ただただ「すごいなぁ」という感想しか出てこないのですが、子どもたちはどう感じ取ったでしょうか。
1と2も、図書室に置いておくので、ひとりで読み返してくれるといいなと思います。
(読み手:H) -
友情。信頼。勇気。6分。高学年から
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2022.12.1 6-3
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2021.12.8 6-4 -
2021.12.10 6-1
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6分
1 勇気の続編。 -
6-1 2020/01/22
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2019 5-3
6分