となりの火星人 (文学の扉)

著者 :
  • 講談社
4.11
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本棚登録 : 214
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062832496

作品紹介・あらすじ

【対象:小学校高学年以上】他人とのコミュニケーションが不得手なかえで。勉強はできないけれど、自然とまわりに人を集めてしまう湊。湊のせいで私立中学の受験に失敗したと思いこんでいる兄の聡。自分の中に「化けもの」が住んでいるからキレやすいんだと思っている和樹。マイナスの感情が心を占めると息ができなくなって叫び声をあげてしまう美咲。みんな、「困った子」なんかじゃない。「困っている子ども」なんだ。

感想・レビュー・書評

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  • あの自分もこの自分も、同じ自分であると認め受け入れることができた。なんと成長したことだろう。
    大人としては偉い頑張ったと素直に思え、成長する彼らを見守っていたい心持ちだった。

  • 最後の1文が1番心に残っています。
    また、難しい言葉が無かったので読みやすかったです。

  • 子ども目線でみたスクールカウンセラーのありようが,とても伝わってくる…

  • もうちょっと先生との対話が読みたかった。

  • 人の気持ちを察することが出来ないかえで、ノンビリとマイペースな湊、体の中のモンスターが時々暴れだす和樹、“友だち”に囲まれているけど叫びたくなる美咲、受験に失敗した湊の兄・聡。

    みんな悩んでいる。けど少しずつ自分を見つけていく。

    〇どの登場人物にも優しい。みんな優しければいいのになとか、誰にでも優しく出来ればいいなと思えた。
    ぼくたちはみんな、少しずつモンスターだったり宇宙人だったりするのだろう。
    〇ちっちゃな恋がいくつか。かわいらしい。
    〇富士山登山のシーンがリアルでした。

  • 泣いた

    発達障害系(って枠組みに押し込めるのは失礼かもしれないけど)の子供たちの気持ちが代弁されてると思う。どの子もやりたくてやってるわけじゃないんだよなあ。

  • 一見子供向けの作品だが、勧められて読んでみたところ、大人が呼んでも十分楽しめる作品だった。
    子供達も読んでいるので、少しでも学校生活に生かしてくれたら。

  • 感動した話でした。かえでは静かな子ではありながら湊という友達がいます。その他にも話が進むたびに友達は増えています。是非読んでみてください。

  •  子どもだって生きづらさを感じたり、となりの人のことなんてうまく理解できずにとまどったり悩んだり。表紙と中身のギャップにだまされる1冊。
    (一般担当/1号と2号)

  • 主人公の水野かえでは、クラスになじめない女の子で、みなとはようちえんのころからのなかよしで…。おもしろいお話です。

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著者プロフィール

『セカイの空がみえるまち』で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。『となりの火星人』、「恋する和パティシエール」シリーズ他作品多数。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。

「2023年 『リトル☆バレリーナ  きらめきストーリー☆3つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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