- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062837521
作品紹介・あらすじ
※注意
この本は、ネコの手の届かないところに保管してください。殺人をたくらむ恐れがあります。
勇敢な黒ネコと悪魔のような名探偵――先に尻尾を出すのはだれだ?
一攫千金を目論む化けネコ・プルートが考えついたのはコテージに見せかけた“人間カンヅメ(キャットフード)”工場。彼女の計画はしかし、思わぬ形で破綻する。
工場に呼び寄せた高校生の中に、人間に化けた黒ネコ・ウィリーが混ざっていたのだ! ネコ社会の法律により、ネコを殺すことは許されない。
4人の人間から1匹のネコをあぶりだせ――尻尾を出したら殺される!
感想・レビュー・書評
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面白くてしっかり楽しめました。
猫が好きならまず読めます。
出だしからして良いですよね。
ここからこの話を書き始めたのかなって思います。
ただ、全体的にテンポが異なるパートが、前触れなくつながってしまっている感があります。
組曲を短めにギュギュとしたから、つながりはカットしちゃいました。的な。
なので、残っていた感想は、
「猫好きだから楽しかった」
以上、と言う感じです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうやったらこんな設定思いつくの
猫と人間の戦いが最高 -
化け猫プルートは人間をおびき寄せて殺し、食用缶詰にする工場を立ち上げる。しかし最初に呼び寄せた人間たちの中に、同じく化け猫のウィリーが混ざっていた。人間たちを助けたいウィリーと缶詰にしたいプルートたちの攻防は果たしてどうなるのか…
人間の缶詰といってもグロいイメージは全くなく、人狼ゲーム的な知恵くらべである。
突飛な設定は面白かったが、全体的に駆け足で終わってしまった感じなのが残念。 -
ファンタジック・ミステリ。
独特の世界観の物語を描く作家だなぁ。
ゆるめの雰囲気が読みやすい。
あと、猫かわいい。 -
ミステリですがファンタジー込み。
冒頭からの化け猫登場に「!?」ってなりながら読みました笑
三途川が探偵と見せかけて違うの?あれ?ってなったまま終わってしまった。つづきも読んだら緋山くんがカツヤクするのだろうか。 -
キャットフードってそういうこと!
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お~これはまた新しいパターンの”特殊設定ミステリ”ですね。おもしろかったです。
しかし、新しいとつい★×5を付けてしまいたくなるので反省して★×4で。
…次巻の登場人物一覧をみてやっぱ★×5をつけたくなるが耐える。 -
本屋で「スノーホワイト」の文庫版を見かけ、おもしろそうだなと思って手に取ってみると、シリーズの2作目とのことでしたので、どうせならと思って1作目から読んでみることにしました。
結果大正解。「注文の多い料理店」を下敷きにしたファンタジーですが、謎の仕掛け方が非常にうまく、「本格ミステリ」としても存分に楽しめました。
しかも、サブタイトルに出てくる「名探偵」がすごいキャラクタでまたびっくり。
ライトノベル侮り難しです。