その花束は少年で出来ている (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 91
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838344

作品紹介・あらすじ

田舎町に暮らしていたナルナは、巡礼者の推薦を受け、少年皇候補を育成する学園、通称・バラ学に入学する。そこで待ち受けていたのは個性豊かなルームメイトたちと、去年の春に死んでしまった少年の思い出、そして、神さまに向けて放たれる、一本の矢だった-。少年たちの黄金色に輝く日々をとじこめた心ふるわす青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 耽美を期待して読んだら、そういう要素もなくはないけれど、どちらかというと「青春」とか「冒険」といった要素の強い、爽やかな印象を受けた。そしてものすごく「講談社BOXだなー」という感じ。

  •  タイトルに惹かれて読んだ一冊。ギムナジウム物のBLだな、というのが一読した印象。 
     全体に良く書けてはいる、キャラクターも魅力的だし、世界樹と少年皇など世界のシステムと秘密についてもおもしろく読めた。
    ただ、この作者ならではのなにか、が感じられない。全てが及第点にあるけれどイマイチ個性が感じられない。それが残念だし、もったいない。
     

  • タイトルだけ見て、薔薇の花びらにたまった朝露を木漏れ日に透かして精製したような美少年たちのお話かと思ったら、そんなことはなかった(ただし薔薇は出てくる)
    ぎゅっと凝縮されてる印象を受けたので、もっと細かなところまで書いてほしかったなあと……
    しかしストーリー的には概ね好き!

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著者プロフィール

1984年生まれ。第6回講談社BOX新人賞優秀賞を受賞し、2009年『ようこそ、ロバの目の世界へ』でデビュー。14年『牛家』が第21回日本ホラー小説大賞が佳作に入選。他著作に『三丁目の地獄工場』『その花束は少年で出来ている』『煉獄ふたり』(いずれも講談社)がある。

「2020年 『事故物件7日間監視リポート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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