戦国BASARA3 猿飛佐助の章 (講談社BOX)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838580

作品紹介・あらすじ

東につくか西につくか……? 信玄が病に倒れ、武田軍の副将となった猿飛佐助は、幸村を支えるため東奔西走するが!?

感想・レビュー・書評

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  • こういう小説は初めて読みましたが、読みやすいし面白かった。
    ちゃんとゲームとの整合性もとれてるし、さらにそれを補完するような内容。
    こういうノベライズだとキャラが原作と別人のようになってるということが起こるようだけど、これはキャラもほとんど違和感を感じずに読むことができた。

    佐助がどれだけ幸村や武田軍を大事にしてるかがしみじみと伝わってくる内容で良かった。逆に幸村もどれだけ佐助を必要としてるかがよく伝わってきた。
    かすがともなんとも言えない絶妙な距離感で…。

    不気味で闇があって残酷で…でも心を持てて幸村についていこうって決めた。全部ひっくるめてやっぱり私は佐助が好きだなぁと再認識した。

  • 「忍びは一つの目的のために百の命を捨てる。だが、あんたの愚かさは、一つのために千の命をも喪わせるだろう」
    (P.68)

     力を伴い、万人を巻き込んでいく夢。誰もが願う、ひとつの理想。
     それを、人は正義と呼ぶのではなかったか?
     ーーーだが、それは。
     佐助はひっそりと思う。
     ーーーそうやって作られたものは、どれほど清く綺麗でもしょせん「徳川の天下」でしかない……。
    (P.126)

     ーーーだとしたら、心を持たぬ風魔と心を得てしまった俺様と、いったいどちらがそれを極めるというのか。
     いや、極めるなどどうでもいい。
     ひとたび武田の副将と名乗ったからには、どんな相手でも倒し、跳ね退け、駆逐する。幸村と、その後に続く人々のため道を拓く。
     そういう生き物に猿飛佐助は成ったのだ。後戻りは、できない。
    (P.226)

  • 急に戦国熱が再発したから積読消費を兼ねて。
    思った以上に佐助がかすがちゃんのこと好きで笑った。
    ゲームすればもっと里時代のこととかエピソード出てくるんです?アニメとこのシリーズしか知らないからなんというかギャップがな...
    風魔とか結構本気の化け物扱いだし...あれに惚れた鶴ちゃんすげぇ。
    なんというか、闇属性ってこういうのがあるからいいよね。
    個人的に権現は光という名の闇属性だと思ってる。

  • ゲームの猿飛佐助の一つの解釈、 ifとも言えるでしょう。
    しかしあり得ると思わせるストーリーの流れや人物の行動が中々良かったと思います。
    最後の幸村は、私が今まで見た中で「最きょう」の幸村だと思います。(笑)
    こんな素晴らしい可能性を提示してくださった作者さんに土下座したいくらいです。本当に有難うございました。

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著者プロフィール

佐々原 史緒 Shio Sasahara
職業/作家。
ライトノベル、キャラクター文芸を主に執筆。共著近刊に『社畜怪談』(竹書房)、ホラー作品は「1/2アンデッド」シリーズ『死神少女と1/2アンデッド』(エンターブレイン)など。仕事のお供はほうじ茶、趣味はサッカー観戦とポタリング。

「2022年 『職罪怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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