はたらく地雷探知犬 (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
4.67
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062852364

作品紹介・あらすじ

地雷を探す。希望を見つける。
自分たちの手で「生きる力」を取りもどしていく犬と人の物語。

フォックストロットとクッキーは、ボスニアで、地雷探知犬になるための訓練中。犬たちはいったいどんな訓練を受けて、どうやって地中に埋まった地雷を探すのでしょう。そして、今も世界のあちこちに地雷や不発弾が残っているわけは?
自分たちの住む土地を、自分たちの手で安全に――。土地や畑、家だけでなく、「生きる力」をも取りもどしていく、人と犬との物語。

※小学中級から

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「地雷を探す。希望を見つける。
    自分たちの手で「生きる力」を取りもどしていく犬と人の物語。

    フォックストロットとクッキーは、ボスニアで、地雷探知犬になるための訓練中。犬たちはいったいどんな訓練を受けて、どうやって地中に埋まった地雷を探すのでしょう。そして、今も世界のあちこちに地雷や不発弾が残っているわけは?
    自分たちの住む土地を、自分たちの手で安全に――。土地や畑、家だけでなく、「生きる力」をも取りもどしていく、人と犬との物語。」

  • 地雷=カンボジア、というイメージがありましたが、ボスニア・ヘルツェゴビナにもたくさんの地雷があり、そこに地雷探知犬養成所があることは知りませんでした。

    世界の紛争についても学べる本。 

    訓練される、ということには少しかわいそうにも思ってしまいますが、人間と犬とが協力して困難な任務に取り組んでいるという現実にただ頭が下がるばかりです。

    青い鳥文庫ということでふりがながついているとはいえ、内容を理解できるのは高学年からでしょうか。

    平和な時代しか知らない日本の子どもたちに、ぜひ読んでほしいと思います。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

大塚敦子
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学学科卒業。パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材を経て、死と向きあう人々の生き方、自然や動物との絆を活かして、罪を犯した人や紛争後の社会を再生する試みなどについて執筆。
『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『〈刑務所〉で盲導犬を育てる』(岩波ジュニア新書)、『はたらく地雷探知犬』(講談社青い鳥文庫)、『ギヴ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』(講談社)、『いつか帰りたい ぼくのふるさと 福島第一原発20キロ圏内から来たねこ』(小学館)など著書多数。
ホームページ:www.atsukophoto.com


「2020年 『シリアで猫を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大塚敦子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×