使い魔の箱 欧州妖異譚2 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 99
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062866675

作品紹介・あらすじ

英国の全寮制パブリックスクールでの同級生、ユウリとシモンは親友以上の関係だ。二人は通う大学はロンドンとパリに離れてしまってはいたが、シモンは週末にはユウリのもとへ足をのばしていた。そんなある日、やはり高校の同級生でユウリと同じ大学の俳優、オニールの舞台の打ち上げパーティーで、事件は起こった。シモンに近づく女にユウリが見たものとは…。

感想・レビュー・書評

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  • 欧州編になって女性が結構絡んでくるのが新鮮でまた面白い.ミリアムの存在がシモンではないがとても気になる.

  • 読了。

  • 「少なくとも、ユウリには、この世での生活は、さして重要ではないはずだわ。――違うかしら?」


    内容紹介です。

     英国の全寮制パブリックスクールでの同級生、ユウリとシモンは親友以上の関係だ。二人は通う大学はロンドンとパリに離れてしまってはいたが、シモンは週末にはユウリのもとへ足をのばしていた。 
     そんなある日、やはり高校の同級生でユウリと同じ大学の俳優、オニールの舞台の打ち上げパーティーで、事件は起こった。
     シモンに近づく女にユウリが見たものとは……!?


    欧州妖異譚シリーズ、第二弾。
    『英国妖異譚』の時から思っていたんですが、やっぱり私、オニール好きじゃないみたい。
    なんつーか、人の迷惑省みず、みたいな感じ。
    アシュレイに常識諭されるのは確かに微妙だけど、言われても仕方ないよね…と思っちゃいます。

    それにしても地理に疎い私にはロンドンとパリがどのくらい離れているのかわからないのですが、毎週末通うって…。
    そこらの遠恋中の恋人たちより頻繁じゃね?

    あとがきで篠原さんも言っていましたが、とてもオーソドックスなお話です。
    最近、ちょっとなぁ…と思っていたので、私には嬉しい限り。

    アシュレイもなにやってんだか、な感じですし、まったくもって距離を感じさせないシモンとユウリの関係もおもしろいし。
    シモンを焦らすことのできる美術学生ミリアムもこれから何かと絡んできそうですし。
    これでもう少し隆聖さんが出てくれたらいうことなし!なんですけどね(隆聖さん好きなので)

    これから先の展開が楽しみです!
    『欧州妖異譚』からでもある程度は話がわかるでしょうが、やっぱり『英国妖異譚』から読むことをお勧めします。
    絶対損はさせませんから!

  • 男女問わずユーリがモテモテすぎて……それもどうなの? と思わないでも……。甘やかして過保護にするのは、シモン一人で充分じゃないかなー。オニールまで過保護でベタベタキャラにする必要ないんじゃないかなー…と思ったり。正直鬱陶し……げふんげふん。
    どうでも良いけど、従兄妹殿(従姉弟でしたっけ?)はいいキャラしてると思うけど……シモンとイイ仲にはなって欲しくないんですが……(笑) なっちゃうのかしら?

  • 今回は妖精が出てきて妖異譚らしくてよかったです。

    すいません、もうユウリ誰とでいいのでくっついてほしいって少し思ってしまいました。

  • シモンやらアーサーやらがユウリに過保護すぎて、BL臭が半端ない。一応、そうじゃないという方向で行くんだろうけど……。正直、この話でそういう方向に進んで欲しくないので、これ以上匂わせるのはやめて欲しい。
    BLは大好きだけど、それを目当てで読み始めたわけじゃないから興ざめする。

  • 相変わらずいいなぁ…。高校卒業してから後輩組が出なくて残念ですが、その分色んな立場のキャラクターが出てきて楽しいです。ユウリに対する姿勢も高校時代より十人十色な気がします。
    行動範囲も広がったけどプライベートジェット機とかで移動されると実感わかないなぁ(笑)

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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