なぜ日本人は学ばなくなったのか (講談社現代新書 1943)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 745
感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062879439

作品紹介・あらすじ

勉強嫌い、読書量の不足、敬意の喪失、萎縮する若者が「できる」大人になるために。

感想・レビュー・書評

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  • 学ぶことへの意欲が減ってきているのは、本当にそう思う。

    子どもたちを見ていると塾に通っていたとしても
    "やらされている"感が満載である。

    読書量がどれほど大切か。
    これが分かるのは読書をしている人だけであって、本に触れていない人は一生気付かない。

    知らないことを知った時、無関心でいる怖さ。
    自分には関係ないと思ってしまう人は自分を含め、たくさんいるんだろうなと思った。

    自分のためだけではなく、"人のために"行動できる人は素敵だなぁ。

  • もっと深く学ぶことに取り組みたい。

  • この国を率いるエリートがいなくなってしまい、社会が平になってしまった。アメリカ文化のせいではない、そもそもある日本の同調圧力が、人間を下流へと引きずりおろしている。この世は平等ではない。だからこそ努めて生きるべきなのだ。

  • 主張したいことは分かるが従来からの変化を感覚値で報告しているのみであり、「なぜ~のか」を裏付ける社会構造や社会心理的分析による裏付けが弱い。

    良くも悪くも講談社現代新書だなぁという書。

  • 2022/07/26
    齋藤孝さんの本面白い。ただ頭ごなしに勉強しろって言うんじゃなくて歴史も踏まえてメカニズムを解説してくれるからいい。検索万能社会についての文章が自分の核心をつかれてるようでドキっとした、、よし、本を読もうと思った

    モンスターペアレントとそういう人の他人に対する敬意の無さってつながりがあるというのが、なんか自分に身に覚えがありすぎてウッ…となった、、

  • 現代の日本に対して、何も疑問に思うことなく過ごしてきた若者ですが、齋藤孝さんから見た現代社会は昔と比べると質の低い学力・自己形成力の風潮が漂っているのですね。私は学ぶことを続けたいと更に気持ちを持つことができました。

  • 思想家、文学者への憧れ、リスペクトが書へと向かわせた。知的なもののステータスが高かった我々の時代。
    偏差値偏重と批判の大きかった時代だが、知の怪物たちと向かい合い何とか理解しようと対峙した。
    今の時代にこれを取り戻そうとしたら初等教育からだと思う。古典にふれ、学ぶ楽しさを味わう必要がある。大人ががんばろう。

  • 学ぶ姿勢って大事だよね。
    学ぼうという心のない人に教えるものなんてないのよ。

  •  教養がいかに大切かが分かった。夏目漱石や、著名人が出てきても、名前は聞いたことがあるで終わってしまう。教養を身につけなくては不味いと思わせてくれる本である。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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