- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062881401
作品紹介・あらすじ
本書はマクロの視点からクラウドを見ている。クラウドを説明するのではなく、クラウドで変わるだろう日常の仕事や生活を解説する。
感想・レビュー・書評
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クライドコンピューティングとは何か?
副題が概念を的確に表している。サービスの提供方法、構築方法の違いを説明。今後の進化の方向性を示す。ビジネスモデルとして描くビジョンでは、集中⇒気象予測や量子工学、分散⇒デバイス(ホワイトボックス)のアプリケーションを例示している。
サーバー設置を有する視点等は、日本国内では地価の問題で高額になる。政策の面からは、電波政策⇒ブロードバンドが目玉、電波ホワイトスペースをどのように使うか?オールIP化の次に何が?WiFI&ブルートゥースなど低電波の価値あり。既存のテレビ局vsインターネット放送では、クラウドの進歩が早く、制度改革が追いつかない。ただし、ネット=義務がないから権利も無い。著作権があるかon規制緩和では解決できない。個人の発言が多くなれば⇒パブリック&プライベート問題もでてくる。
オープン・クローズのネットワーク視点が移り、WEBの発展を懸念する。ウエブは死んだ(ワイアード)ということになりかねない。確実に個人に向かっている。ソフトウエアがハードを規制することになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カタカナが多すぎるというのが率直な感想だ.本書の最後のp232に「私たちはどうやって、クラウドに立ち向かうべきか」があるが、挙げられたリストでは最初の「超集中と超分散」以外はすべてカタカナ.このカタカナを何とか漢字で表現する努力が必要と考える.でないと、かなり曖昧な理解になり、そこで変な論争が発生することが懸念される.本書の内容自体は示唆に富むもので、大いに参考にさせてもらったが....
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>カタカナを何とか漢字で表現する努力が必要と考える
私も、そのように思う一人ですが、概念を表す適切な漢字表記は、中国からパクリますか?
雲...>カタカナを何とか漢字で表現する努力が必要と考える
私も、そのように思う一人ですが、概念を表す適切な漢字表記は、中国からパクリますか?
雲の上から(言葉の)発想できる、(ユーモア)センスにあふれる人が、今の日本にいるのか?良く分かりません。2013/09/23
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「クラウド」をキーワードに、
ビジネスモデル・モバイル端末・通信事業・マスメディア
・電波政策
と言ったような様々な観点で論じていく。
内容は非常に固く書いてあるが、
情報処理業界の歴史と今後を考える上で、
読み応えがあった。 -
「ビジネスや生活でクラウドにいかに向き合っていくべきかを丁寧に説いた入門書」と聞いて手に取りました。最初、知っている言葉ばかりが並んでいるにも関わらず目が滑って焦りましたが丁寧に読んで行くと大丈夫でした。現在までの経緯と現状を知るにはとてもわかりやすかったです。肝心の未来については専門家ではないので是非はわかりませんが、クラウドが今後どう進化し、身近となっていくのかはとても興味があったので、一つの見方として読んでよかったと思います。
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時々、妙な克己心を起こして、まったく知らない分野の本を手にしてみる。
何とか最後まで読んだけれど、びっくりするような変化が起きているらしい。
私のような末端のユーザーからしてみれば、タブレットで映画や音楽を楽しむのは、従来型のコンテンツ供給の方式であっても、クラウド型であっても、正直に言って、どちらでもいい。
ただ、年々、通信速度が上がってきて、便利になっているなあ、と思うのみ。
ところが、背景にある技術や設備はまったく異なる考え方で出来上がっているらしい。
データセンターにデータのみならず、アプリケーションなども集約して、端末では簡単な操作だけをするようになる。
ビジネスモデルとしては、デバイスを作ることより、クラウドを使ったシステムを運営することで収益を上げるようになる、ということらしい。
そして、さらに言えば、日本はここでも乗り遅れていて、やがて競争力を失いかねない状況なのだとか。
刊行は2012年。
まだクールジャパンだのなんだの言っていたころだったかな?
コンテンツ立国なんて、やがて行き詰まるってことだよね? -
クラウドの体系的なまとめがうまくされている。アマゾンなどのイーコマースについての状況も多くのページが割かれている。クラウドとの関連だが、この話だけで本になりそうな分野。IOTとクラウドが切っても切れない関係で製造業には人ごとではない話だった。
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タイトルに騙されたけどクラウド関係なし
ホントに少しだけAWS周りが出てくるけど、殆どはマルチメディアや電波帯に関わる話で、その内容もコンテンツに殆ど踏み込まず表面的です
新書としての唯一の特性であろう現在的内容のキャッチアップも発売日のわりにマトモにされていなくて悲惨 -
やっぱり時代はクラウドだ―。
コモディティのハードウェアを追っかけてる場合じゃないよー。
でも、20年後にはまたその状況も変わってそうだな。
やっぱ、公務員が一番安定職業か(゜o゜) -
2010年の本なので少し情報が古いが、クラウドの本質を「超集中 超分散」と定義づけ、ネットワーク、デバイス、サーバー、サービスのそれぞれについて、今後の方向性がわかりやすく整理されて提示されている。
とかくクラウドは言葉だけが踊りがちで、人によって異なる意味で認識していることが多いと感じる現在、ICT業界関係者なら、一読の価値はある。 -
<作品紹介>
ビジネス誌やハウツー本で、クラウドという言葉を目にする機会も多く、「クラウド=雲」という訳の認識もすっかり定着しつつありますが、では、インターネットとの違いは何でしょう? と問われて即答できる人は少ないでしょう。
また、グーグルのGmailは利用していても、その仕組みを完全に理解している人は、よほどIT技術に精通している人だけでしょう。
本書は、序章で少しクラウドの定義に触れてはいるものの、クラウドの仕組みやIT技術論を主題にしたものでも、クラウドの活用法を説くものでもありません。
クラウドは進化しています。
20年以上アメリカに暮らし、シリコンバレーのIT企業を追いつづけている著者は、進化するクラウドの発展を、ネットワークやディバイスの視点からも論じ、そのゆくえを予見しています。
押し寄せるイノベーションの波によっていま危機に立っているのは、日本のものづくり文化を担ってきたメーカーやメディアです。
これまで得意としてきたハードとソフトの一体化戦略はクラウドによって瓦解し、商品やサービスの差別化をはかる要因が大きく変わってきています。
著者は、日米の身近なニュースや出来事を題材に、そういった課題を浮き彫りにしていきます。
アップル創業者の故スティーブ・ジョブズは、世界を変える製品を生み出すことを社是にしたといいます。クラウドによって、ビジネスも生活も、大きく変化します。そう、みなさんの身の回りの世界が大きく変わるのです。
激しく変化する情報社会を生き抜くための一助になる本書をぜひご購読ください。
<感想>
ためにはなるが、前半さしかかる前に既に飽きてしまった。
この本が決して悪い訳ではないのだが、飽きてしまった本を読破するまでの義務感というか、つまり苦痛を久々に味わった感じ・・・