- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062884150
作品紹介・あらすじ
もっとも信頼される名医によって体系的に治療法が書かれた旧版は、版を重ねて現在13刷になります。
しかし、うつ病に関する研究や治療法はこの10年で大きな変化を遂げました。
この新版では、あらたに登場した「現代うつ病」の治療法や、元は一緒にされてしまっていた「双極性障害との治療法の違い」、患者数が増加している「適応障害」についても述べます。
うつ病の最新知見を盛り込み、その実際の治療をわかりやすく教える一冊。
<主な内容>
プロローグ 新版の刊行にあたって
1章 うつ病の症状と診断
2章 メランコリー型うつ病
3章 現代うつ病
4章 特殊なタイプのうつ病
5章 うつ病との鑑別が必要な病気
6章 うつ病の治療メニュー
7章 うつ病にかからないための考え方改造法
8章 うつ病はなぜ生じるのか
おわりに
感想・レビュー・書評
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この本は2016年に書かれたようなので、著者の生年から計ると、著者が67歳位の時に書かれたものと思われます。
20頁に、うつ病的「ぐるぐる思考」の例が挙げられていますが、これは正に、自分にもあてはまるもので、参考になります。
その例によると、「休みたい」→「休むと後で仕事がたまる」→「がんばるしかない」→「がんばれない」→「つらくなる」→「仕事をするのがつらい」→「休みたい」→
と、自分の中で、ぐるぐると考え方が回っていく、そんな感じです。
で、そこの円環から抜け出すことができない。
例えば、「休むと仕事がたまる」→「そんなこと知ったことか」。という具合に、進まない。
まあ、これは適当すぎですが。(笑)
78頁まで読んで、図書館に返却。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うつ病の症状、治療法、病因などが具体的に書かれていて、分かりやすい。うつ病にかかる人は、社会適応的で誠実な人が多いという。著者の、そのような患者さんたちを救いたいと思う、医者として、学者としての使命感が、素晴らしいと感じた。
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うつ病は、現代では誰にでも起こりうる病気で、環境やホルモンなど原因はハッキリしていない。しかし、著者の言うように、人にとって必要だから残ったのだろう。しかし、それが原因で命が絶たれると言うのは皮肉な事だと思う。これだけ、うつ病に苦しむ人がいるのに根本的には、よくわからない。バブル崩壊後の日本社会のシステムが変化した事によることも非常に大きいように思う。
バブル期以前にはうつ病なんて言葉は無かったように思える。 -
治療メニューについてのみ読んだが、この先生の他の本と同じようなことを書いているだけだったので、発行年数が新しいからと読んでみたものの、新たに得るものはほとんどなかったので残念。
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2017/03/13
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現代うつ病などの最新のうつ病を含めたうつ病の分類がなされている。自分がなりかけた時はもちろん、自分の周りの人間がうつ病にかかった時、いち早く気付くためにこの本は必読である。
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職場で心の病気の人が複数いて、その他周りもそうだし(でも違う業界の人に聞いたら周りには全然いないとITは特殊かね?)鬱を知ろうと手にする。
一般的な知識として内容理解できたので、初心者にも読みやすい本ただ、後半の薬の話は難解。
【学】
鬱の心理というのは「自分の過去の行いを悔やみ、未来を予測して希望がない」と考える
うつ病かかりやすい年齢は中年(40~50歳)
季節性鬱
→メラトニン薬
対処としては何もしない、仕事も勉強も家事も
うつ病 予防
→日光浴、昼ぶらぶらするとか -
うつ病の症状やタイプ、診断方法から治療メニュー、かからないための考え方、そもそもなぜ生じるのか。
精神科医が「うつ病とは何か」を一般向けに書いた本。
興味がある、(自分が、身近な人が)そうかもしれない、自衛のため。幅広い目的に応えられそう。 -
知識のアップデート。
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非常にわかりやすい