本巻では『柿の種』『蒸発皿』他全6冊の単行本から面白さとリーダビリティを兼ね備えた文章を精選、更に単行本未収録2篇を加えた。
1878–1935 東京に生まれ、高知県にて育つ。 東京帝国大学物理学科卒業。同大学教授を務め、理化学研究所の研究員としても活躍する。 「どんぐり」に登場する夏子と1897年に結婚。 物理学の研究者でありながら、随筆や俳句に秀でた文学者でもあり、「枯れ菊の影」「ラジオ雑感」など多くの名筆を残している。 「2021年 『どんぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」