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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062922500
作品紹介・あらすじ
東訛りから江戸弁、そして東京語へ。その言葉は後に、人為的な「標準語」と、生活に根差した東京「方言」との間を揺れつづけなければならなかった。
古代の東国方言のあり方、近世江戸弁が政治の中心地ゆえに日本各地ことばと融合し江戸語を形成するさま、そして標準語を整備される過程で生きた言葉の多くを犠牲にする東京語。
その歴史を源内、西鶴をはじめ豊富な資料を駆使して描き出す。
感想・レビュー・書評
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「食べれる」のような、いわゆる「らぬき」言葉は、実は東京語(江戸語)にもあったらしい。「標準語」としては不可ということなのだろうな。
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どこか、(譬えば)関西弁に嫉妬でも感じているのかと思ってしまうほど、やたらと東京のオリジナリティを説こうと必死なように感じた。東京語だ江戸語だといくつも紹介しているが、著者自身が「実は元々は上方語由来」と紹介していたりで、各方面色々と定義基準のハッキリしない内容だった。
もうすこし学術的に客観的に捉えていれば個人的にはもっと読む価値があるのにとすこし残念。
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