- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930437
感想・レビュー・書評
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ポップに死を扱う
愛しているってのはその人を喜ばせたいって感情なんだと思った
好きな人に尽くしたくなる作品詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016.11.21
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作品★★★★★
心理★★★★★
僕の妻と結婚してください。
愛がテーマ。
しかしそれは、
タイトルが示す独善的な愛のことではない。
ストーリーとしては、余命宣告された夫が、
妻と子供のために別の男性を探すという話。
すべてを「楽しい」に変換する。
夫である修治は、自分の楽しいと思うこと、
やりたいことを追求する男であり、
それをやり遂げられる男である。
「自分が描いたビジョンは、実現されるのを待っている」
と、自信があるからだ。
だって、(新しい夫との幸せが)見えちゃったんだもの。
のシーンは、切ないほどにぐっときた。
しかし彼は、最後まで、
相手の気持ちを考えることはできなかった。
現実や闇の部分と向き合うこともしなかった。
最後まで、一人で生きてしまった。
男によくあることだと思うが、
何かを生み出すことができなくなると、
生きる意味を見出せなくなる。
そんな自分のことを認めたくないし、見たくない。
相手に「そのままのあなたでいいのよ」とか言われても、
その愛情まで否定して、
女性の前から逃げ去りたい気持ちにさえなる。
何もできない無力で小さいオトコであることを、
決して認めたくないからだ。
最後まで、人前でカッコよくいたいのだ。
まったく男は弱い生き物だ。。
それなのに、この彼の人生の物語が、
余命宣告ものにありがちな重く悲しいストーリーではなく、
微笑ましい感動を呼ぶ映画となったのは、
彼の妻、彩子さんの神対応あってのものなのだと思う。
「夢を実現させて、楽しさを演出する」。
それが夫の人生だと考え直した彩子さん。
3人で残された大切な時間を、というのが本音だろう。
ところが彩子さんは、なんと、
自分の意に反しても、
それが家族にとっての幸せではないことをわかっていても、
愛する人の思い通りに生きることを、選んだのである。
そして彩子さんのすごいところは、
自己犠牲的ではなくて、
決して無理もしていない。
どこまでも、自然なのである。
それは、ひとりで成し遂げられる愛ではない。
相手をあるがまま受け入れ、そのうえで共同作業で描く、
Yes, andな愛なのだ。
愛するひとのパートナーを探すという独善的な愛情より
もっともっと壮大な愛が、
この映画の真のテーマだったのである。
それにしても、ぼくはこの映画で、
3人でデートする場面が、とても好きでした。
妻がどんなに素晴らしいかを語る修治。
ダブルデートではなく、3人デートというのは、
もしかすると愛が深まる構造なのかもしれない。
とにかく、結婚っていいな、と素直に思える映画でした。 -
とても良かったーー( ´ ω ` )
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タイトルに釣られ購入。最後まで違和感を拭えなかった。それが作家という人種特有のものなら、一生、理解できないだろう。
あらすじ(背表紙より)
余命6ヵ月を宣告された放送作家の修治。死を前に思うのは最愛の家族のこと。みんなを笑顔にしたくて22年間バラエティ番組を作ってきた。妻と息子にも、ずっと笑顔でいてほしい。修治は人生最後の企画を考え抜き、決めた。妻に、最高の結婚相手を遺そう。笑い泣きが止まらない家族小説。 -
テンポは良いが、内容が薄い気が…
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良いエンタメ小説。気軽に読めて、笑いもあり、気分が晴れます。
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2016/8/18 読了。
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余命半年と告げられた放送作家が最後の仕事に選んだのは、妻の再婚相手を探すこと!
どこへどんな風に落ち着くのかと思ったけど…
明るくもやっぱりホロッときて、最高に良い話でした。
夫婦の絆とか、改めて考えたりして…
2016.5.19 -
2016年05月05日読了。