- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062931205
作品紹介・あらすじ
人事一課(=ヒトイチ)監察係・榎本の任務は、警察官の不正を嗅ぎ付け証拠を挙げること。警察が警察を追う、内部捜査シリーズ第一弾
感想・レビュー・書評
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面白くなくはないんだけど。ぐっと掴みがないというか、ぐぐぐぐぅーっと引き込まれるほどの引きはない。
淡々と事件、淡々と解決。
みたいな、キャラ設定がふつうもふつうだからなのか?
警察内部の事件だかで、死んだりなんだりがあまりないからなのか?
なんつーか、白い巨塔ほどドロドロもしてないし、事件もまぁ、ありきたりで、なんとも味気ない一冊。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新シリーズも相変わらずの安定感。主人公もいつも通りイケメンのキレ者で困るw
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朱に交われば赤くなる
1話目を読んだ後の感想。
あと、警察に恨みを持っている人は多いだろうなと思ったのが2話目の印象。
セクハラ、パワハラは実際の警察組織でまだどのくらいあるんだろう?
一般市民にまで恫喝するように話してくる警察の人もいるよね。被害者にも非があった、だから被害届は取り消せみたいな言い方を暗にされたこと実体験としてあったし。
今回のヒトイチはそんな警察を取り締まる側の警察の話。けど同組織内の話だし、五十歩百歩な気もしなくもないかな。
警察関係の話は好きだし、よく読むけどこの組織内でのグダグダな話とか対立とか、実際を知らないけどフィクションの世界ではよく描かれる構図だなという印象。 -
警視庁人事一課は通称ヒトイチと呼ばれる。
警察内部を取り締まる部署である。
若手エースの榎本は、次々と内部の悪事を裁いていく。
捜査対象となれば、持っている銀行口座から、家族関係から何から何まで調べられる。
恐るべし…
2022.1.15 -
3.5
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【作品紹介】
警視庁人事一課、通称ヒトイチの若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。大組織の片隅で囁かれる噂や、匿名の内部告発を洗っていくと、思わぬ人物に疑惑がおよぶ。監察に追われたら最後、仲間の警官といえども丸裸にされる―。緊迫の身内捜査シリーズ第1弾!
【感想】
面白さに疑いの余地はない。
ただ、濱作品は、「情報官」「青山望」「ヒトイチ」にいずれも、パターンが同じすぎる。
また、いすれの主人公もスーパーサイヤ人並みに「超」が付くほど優秀で、感情移入しにくいのが「難」である。 -
警察組織の膿を出す、「警察の警察」、人事第一課監察係、通称「ヒトイチ」の物語で、3編の連作短編。
内部告発や、捜査情報の漏洩が疑われる事件などから警察官の不正が浮かび上がり、非行警官を追い詰め、丸裸にしていく。
主役の監察係長、榎本は上司も認める優秀な捜査官。監察は、忌み嫌われる部署というイメージがあるが、榎本は誰からも好かれ、一目置かれるという人物像で、アクの強さはあまり感じ取れない。
公安や組対といった部署との連携プレーなんかなさそうだが、時には協力を得て捜査が行われるのは、他の監察を扱った作品とは、また一味違う。
警察上層部の非行案件となると、企業や政治家との結びつきが複雑すぎて、ピンとこない部分もある。
調査の徹底ぶりはすさまじいものがあるが、「事件は必ず人と人が繋がって引き起こすものだ。膨大な資料の中からその接点を見つけ出す作業は気の遠くなるものだが、接点は必ずあると信念を持たなければ捜査はできない」という言葉にすべてが表れているのだと思わされる。
警察内部を調べるということは、百戦錬磨の警察官を相手にするということで、事件捜査とはまた違った緊迫感が、ここにはある。
作家さんの経歴を見ると、警視庁に入庁してから、警備部警備、公安部総務、そして内閣官房内閣情報調査室勤務といった錚々たる経歴の持ち主だった。
情報戦の真っただ中で活躍してきた人だからこその作品だとあらためて納得できた。 -
警視庁人事一課、通称ヒトイチの若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。大組織の片隅で囁かれる噂や、匿名の内部告発を洗っていくと、思わぬ人物に疑惑がおよぶ。監察に追われたら最後、仲間の警官といえども丸裸にされるー。
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以前読んだシリーズの第一弾。らしい。ヒトイチが人事一家のことってのは覚えてた。にしても料理好きだったってことは記憶に無かったw
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警察の中でも、警察官自体の不正を調べる監察が主人公の警察物小説で短編3話。
この作者の公安ものは結構面白いと思うが、その他のジャンルになるとどうも迫力が落ちる感じで、本作品も今一歩。
暇つぶし程度としては損はなかった。