- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062931694
作品紹介・あらすじ
両親を相次いで喪った三人きょうだいの末っ子で高校二年生の麻里子は、いつの間にか端が切れた鞄を縫おうとして隙間に挟まれていた鍵に気付く。近所で頻発する通り魔事件とのつながりを疑うものの、最近よそよそしい兄には相談できず、自分で持ち主を探そうとするが……。家族の機微を描く傑作ミステリー。
感想・レビュー・書評
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鞄を切られてそこに鍵を隠される、という設定が、いやあり得ないでしょ、と少々突き放した気持ちで読み始めてしまった。けど後半は、(高校生の娘をもつ親だからか)緊張感バリバリで一気に読破。
無事で良かった。怖かったろう。
無駄な描写が無く、こちらのペースを落とさない、かつ、状況がイメージしやすくする必要なだけの描写はある。だからストーリーを素直に楽しめるんだなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
純粋にミステリーとしても楽しめたが、兄妹との関係が鍵となっていて、主人公の成長物語としても面白かった。
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20200721
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2018_09_15-109
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両親を相次いで喪った三人きょうだいの末っ子で高校二年生の麻里子は、いつの間にか端が切れた鞄を縫おうとして隙間に挟まれていた鍵に気付く。近所で頻発する通り魔事件とのつながりを疑うものの、最近よそよそしい兄には相談できず、自分で持ち主を探そうとするが……。家族の機微を描く傑作ミステリー。
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2017.3.18
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両親を亡くし、兄弟三人で暮らす家族が事件に巻き込まれる。高校教師の長姉、商社勤務をやめた兄、高校生で聴覚障害をもつ妹の三人兄弟。ある日、電車の中で高校生の妹のカバンに挟み込まれた鍵によって、事件に巻き込まれていく。
乃南アサの作品としては、異色の作品。好みは分かれるかと。。。 -
20160924