新検察捜査 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 106
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062932196

作品紹介・あらすじ

殺害した女性の心臓をえぐり出す猟奇事件を起こした少年に、横浜地裁は騒然となる。別の法廷では、被告の医師が何者かに射殺される。少年を担当する検事岩崎紀美子は、少年の心療内科の担当医師のゆがんだ欲望に気づく。激変する法曹界、オレンジ・タブレット、事件の背後にうごめく巨悪。乱歩賞受賞作『検察捜査』のヒロインが、周囲の軋轢を振りはらい、ひるむことなくふたたび巨悪を引きずり出す。痛快本格リーガルサスペンス!

感想・レビュー・書評

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  • 女性検察官・岩崎紀美子の話。ラスト50ページは急展開で面白かった。呼び出される岩崎。明らかになる主犯。ピンチを救ってくれたのは菊池刑事。しかし、その菊池刑事が、、、。伊奈洋輔巡査部長、やりすぎ。そして、ソウルガードの手が美沙に、、、。最後、次席検事のコメントが欲しかった。前作から本作出版まで10年以上。東京地検の岩崎検事の活躍も読んでみたいが。

  • 前編は読んだ記憶は有りますが内容は全く覚えてませんでしたが全く問題無く楽しくよめました。TVドラマでも出来そうです。只内容的には余りにも大きくちょっぴり現実的では無い様に思えますが、大変面白く読ませていただきました。主人公、その周辺も中々魅力的で続編に期待したいです。出来れば間隔を空けず!だってこんどは東京地検ですから!

  • 自分の読書人生のかなり初期(といっても4,5年前のことだが)にまとめて3部作&短編集読んだっきり、作者の本は読んでこなかった。再読もしていない。
    こんなに娯楽系な人だったっけ?と思いながら読んだ。おもしろかった。 

  • 前作から間があきすぎて登場人物の関係も覚えておらず。それなりに面白かったが、検察捜査である必要性が感じられなかった。子供の描写は泣ける。

  • 2016/7/22
    けっこう手こずった。
    寝てしまう。
    やっぱり主人公の女性検事があんまり好きになれないんだよなー
    嫌いでもないんだけど。

  • 160602図

  • 検察捜査の続編。前編よりかなりの時間が経過しているが、主人公の女性検事はFBI研修(失敗)を経て、横浜地検に復帰。今作は再犯防止とマイナンバーを絡めた事件。スリリングな展開とテンポの良さは高評価。

  • 286
    著者の久々の新刊。もう出ないのかなと思っていましたので、本屋で見かけて即買いました。しかも続編的な。期待裏切らずでおもしろかったですよ。…レビューというか、個人的感想になってしまいましたが。
    同著者、読了5作目。

  • 「検察捜査」の内容はすっかり忘れていたが、面白かったという記憶があるので本作を読んでみたのだが、これはどうなんのだろうか。
    スケールの大きな謀略が物語の柱になっているが、今となってはありきたりの内容に思える。さらに、その内容が物語のかなり早い段階で見え隠れしてくる。そして最後まで意外などんでん返しもなく終わる。これではミステリーとはいえないのではないかと思ったりした。

  • 女性の心臓を抉り出す猟奇殺人を起こした十七歳の少年は、魂の守護神(ソウル・ガード)を自称し無罪を言い渡される。開廷中の法廷では被告人の医師が射殺される。横浜地検に戻ってきた検察官岩崎紀美子を待ちうける二つの事件。強引に「検察捜査」を始めた彼女に迫る魔手は、最愛の娘に!? 現代社会の闇を描くリーガル・サスペンス!

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著者プロフィール

1955年茨城県生まれ。早稲田大学法学部卒。ジョン・グリシャムの作品に影響を受けて小説執筆を始め、横浜弁護士会に所属しながら1994年『検察捜査』で第40回江戸川乱歩賞を受賞。現役弁護士ならではの司法界のリアリティと、国家権力の影を作品に取り込むスケールの大きいエンターテインメントで人気を博す。著書に『違法弁護』『司法戦争』『第一級殺人弁護』などがあり、本書は『検察捜査』『新検察捜査』に続き女性検事の岩崎紀美子が活躍する最新作である。

「2023年 『検察特捜 レディライオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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