61時間(下) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933759

作品紹介・あらすじ

豪雪の街ボルトンに隠された複雑な歴史にリーチャーと地元警察は翻弄される。第二次大戦の軍用地に眠る大量の薬物はどこで製造されたのか。国境を超えた地から司令を送る密売組織の首謀者が豪雪の街に迫るなか、リーチャーに無情のタイムリミットが! シリーズ映画化で話題沸騰のアクション・サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • なんと完結せずに<つづく>に。
    ジャック・リーチャーの安否は?
    しかし、あれで生きてたらスーパーマンだな。
    この続きが読める日が早く来ることを願っている。

    作品紹介・あらすじ
    豪雪の街ボルトンに隠された複雑な歴史にリーチャーと地元警察は翻弄される。第二次大戦の軍用地に眠る大量の薬物はどこで製造されたのか。国境を超えた地から司令を送る密売組織の首謀者が豪雪の街に迫るなか、リーチャーに無情のタイムリミットが! シリーズ映画化で話題沸騰のアクション・サスペンス。

  • 豪雪の町ボルトンに隠された複雑な歴史に、リーチャーと地元警察は翻弄される。大量の覚醒剤が密造された場所が特定できないまま、時間が過ぎる。メキシコから指令を送る密売組織の黒幕がボルトンへ向かい、リーチャーに無情のタイムリミットが迫る!

    「ネバー・ゴー・バック」に続くが、順序が逆でも楽しめる。

  • スゴく寒そうな舞台に繰り広げられるリーチャーの活躍。

    極寒に憧れのある私としては、寒い地域の暮らしぶりなども併せて興味深く読んだ。

    アマンダ(スーザン)とのやり取りは、名前からしてスペンサーを思い出させたし、軍人として気持ちを切り替え異国へ旅立つアマンダ(スーザン)のカッコ良さといい、いつも以上に気持ちを入れて読んだ。

    うまく描いているからこそだと思うけれど、終盤は若干閉所恐怖症になりそうなほど。

  • ジャック・リーチャーシリーズ。マンネリの安定のシリーズ。お決まりの展開とか愛すべきマンネリについて肯定的な俺には読むのが楽しみなシリーズである。

    刑務所建築を町おこしにした、サウスダコタの小さな町に偶然たどりついたリーチャーが、麻薬取引に関わる事件に巻き込まれる。麻薬取引の重要証人を守れるか?廃墟なった謎の軍事施設の秘密とは?

    犯人探しについては、比較的わかりやすい。俺みたいなニブい読者でも謎アカし前(寸前やったけど)にはうっすら分かったので、ミステリー慣れしている読者には上巻のかなり早い段階で分かってしまうかも。

    シリーズの読み処であるアクションシーン、特にリーチャーのチートぶりも本作では若干抑え目。といっても「お前何でも知ってるな」感はしっかり踏まえてるけど…シリーズ全般を通したら、本作は代表作にはならないのかも知れないが、安定の1作だと思う。

    何よりリーチャーの究極のミニマムライフ(かばん一つもたない人生)がカッコ良い。彼の生き方を読んでいると所謂ミニマリストですら「モノをもたない生き方」というモノに依存執着しているように思えて、「身一つで生きていくって厳しいけどカッコ良いなぁ」ってホンマ憧れるねんなぁ

  • ジャック・リーチャーシリーズは、必ずしもスッキリと気持ちのいい終わり方をするわけではないですが、この作品は群を抜いていますね~。途中経過としても、ミッションが上手く行ったか?と言われれば、そうでも無いですしね。
    もう一つ興味深いのは、最後に(つづく)とあること。次作に続いているということですね。興味深い。

  • 紙の本で。
    彼らを殺しちゃうの?という疑問が。と、結末が不明で。

  • おお! 悪は徹底的に潰す。リーチャーかっこいいぞ! しかし、「(つづく)」とあるが、続いていない、と解説に書かれていた。どうゆうことだ? リーチャーが気になるぞ!

  • ジャックリーチャーシリーズ第14作。邦訳は7作目。これまで読んだ本がすべて上下巻で完結していたため、本書も上下巻で終わるものだと思って読んでいたら、なんと(つづく)の文言が。この続きは『ネバー・ゴー・バック』らしい。
    本作の最後では、ジャック・リーチャーの生死不明のまま、本作内で彼を手助けした110MP部隊の隊長スーザン・ターナー少佐はアフガニスタンに派遣される。この後、このシリーズは続いているので、ジャック・リーチャーが生きているのは確実なのだが、ターナー少佐とリーチャーとの関係がどうなるのか、楽しみ。

  • 面白かった。下巻も途中までは平穏な展開で後半は一気にストーリーが進むか。ラストで謎のままに終わるオチも個人的には良かった。麻薬組織のボスと直接対決するラストは一気に熱量が上がる展開となっている。面白かった。

  • ジャック・リーチャー・シリーズの第14作にして、邦訳7作目の下巻。

    上巻を読んだ限りでは、下巻ではリーチャーの大活躍による起伏に富んだ展開とハッピーエンドを期待したのだが、どちらも裏切られる形となった。しかも、最後の最後に『つづく』とは一体どうなってるんだ?!解説によると、第15作はスタンドアローン的な作品で『つづく』とはならないらしい。

    また、上巻の冒頭から始まったタイトルと同じ『61時間』のカウントダウンの意味にも愕然。リー・チャイルドのこの劣化ぶりはどうしたことか。

    信じたくはないが、16年間で全21作中僅か7作の邦訳の意味は、そういうことなのだろうか。本作はシリーズの第14作目なのだが、今年の冬に邦訳されるのはシリーズ第18作目で、またトム・クルーズ主演で映画化されるようだ。

    それにしても『つづく』は、どうなるんだろう。

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著者プロフィール

1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる。以後、ジャック・リーチャーを主人公としたシリーズは現在までに23作が刊行され、いずれもベストセラーを記録。本書は22作目にあたる。

「2019年 『ミッドナイト・ライン(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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