- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062933926
感想・レビュー・書評
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手慣れた感じで面白い!
すぐにドラマ化ですかね。
トロッコがでてくるあたりで、顛末は見えました。
少し人物の書き分けというか、話し手のト書きというか、分かりにくいところがありました。名前か、名字か統一するだけでも、読み易くなるかなぁ。文庫化する時点で編集すべきですかね。
最近はあまり編集ってしないのかもしれませんが…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
業績悪化の一途‥‥生き残れるか‥‥3セク鉄道
転職女性社長も、やる気を取り戻した社員も、どっちを向いてるか分からなかった出向副社長も、みーんな良く頑張っています♪ まだ先は見えないけど明るく楽しく盛り上がれるのは素敵です♡ -
有川浩的な痛快な感じもありつつ、
最後の方は軽いミステリーも入りつつ、
楽しめました。
ただ、最後の方は、
社長の印象が薄いのが残念
故郷って大事だなぁ -
真保裕一久々。かなり良かったです。
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地方の赤字ローカル線の建て直しの物語。
新社長の篠宮亜佐美は元カリスマ新幹線アテンダント。決して経営のプロではないけど、ひとの心を鷲掴みにする能力はピカイチ。彼女の行動力に圧倒されて話に引き込まれていく。
上司は選べないというけど、もし選べるのなら、パワーのある上司を選びたいと言う良い例え。
県庁から出向でやって来た副社長の鵜沢哲夫も、序盤はお役所タイプで、社内のアイデアに駄目だしばかりでしたが、社内がピンチになる度に矢面に立って率先して立ち向かうようになる。
金があれば、ひとは何も考えなくなる気がする。お金がないと、制約はあるからこそ、頭を使うような気がするし、逆にそれが新鮮だったりする。
泥臭くはたらくって、実は一番、格好いい働き方なのではと思えた一冊。 -
赤字が続く3セクターのローカル線の新社長に抜擢されたのは、新幹線のアテンダントとして驚異的な売り上げを果した30代の女性だった。彼女が打つ手は次々に当たり。。。
最初はお仕事小説の感があります。新社長と県から派遣された公務員の副社長の軋轢。しかし、新社長のやる気は徐々に周りを動かして行きます。でも、なんかちょっと出来過ぎなんですよね。これが思い切って弾ければファンタジーで成り立っちゃうのでしょうが、どこか弾け切れてないし。
後半は鉄道再生を邪魔する勢力探しというミステリータッチになります。
読み始めは面白かったのですがね、何処か「絵空事」という感じが抜けない作品でした。 -
真保裕一といったら『ホワイトアウト』なのですが、これはそれに比べると設定からしても公的機関に近い鉄道でその抜擢はどう考えてもありえない…と少し現実離れしているし、ひとつひとつの事件もあまり深くなく、前向きに楽しめるものの全体的に軽すぎる感が否めない。
もう少し人間模様が複雑で奥行きのあるものの方が読み応えがあるかな?? -
久々に爽快感を満喫。面白いお仕事小説でした。
あらすじ(裏表紙より)
「お金がないなら、知恵を出すのよ!」赤字ローカル線の再生を託されたのは、地元出身の新幹線カリスマ・アテンダント篠宮亜佐美、31歳。沿線住民やファンを巻きこむ企画をくり出し、体あたりで頑張る姿に社内も活気づく。しかし不穏な事件が相次いで亜佐美たちは頭をかかえることに。逆転の手はあるのか? -
本作は、飽くまでもエンターテイメントである…が、奮戦する「もり鉄」の取り組み…これには「フィクションならではの都合の好さ」ということでもなく、「何処ででも、少し努力すれば出来そうなこと」というアイディアが多く詰まっている。
近年は、「赤字ローカル線」というだけで「排除すべき厄介者」のような扱いのように思わないでもないが、本作の「もり鉄」の沿線住民のように、愛着を寄せて盛り上げたいという人達もきっと多く居る筈だ…そういうことを想い、何か愉快な気分にもなれる…
とにかくも大変に愉しく読んだ!!お薦めの一冊!! -
廃線間際の赤字ローカル線。その未来を託されたのは新幹線の若きカリスマ・アテンダント。読めば元気が出る痛快鉄道再生ミステリー!