シュークリーム・パニック (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937580

感想・レビュー・書評

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  • 『私の特製濃厚プレミアムシュークリームをっ、誰かが盗ったんですよ』

    タイトルに惹かれて。
    「っ」が多用される文体や、深夜の通販番組よろしく、早口でまくし立てる台詞はまさにパニック。
    そうか、倉知さんはこういうキャラでしたね。

    6 編の短編が収録されており、大人っぽいビターなものからシュークリームの甘さまで、それぞれ違った味わい。
    分厚い割にはさらりと食べられるので、隙間時間の読書に丁度良かった。

  • ちょっと癖になる短編小説たちでした。
    500ページを超える読み応えたっぷりのこの本には6つのお話が収録されていて、どれも種類の違うミステリー。どれもあっという間に読み進めました。

  • 「現金強奪作戦!(但し現地集合)」
    「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」
    「強運の男」
    「通い猫ぐるぐる」
    「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告上」
    「夏の終わりと僕らの影と」
    シュークリーム事件と名探偵南郷九条のやつがすきだ。あとうずまきちゃんベリーキュート。

  • なんか読みたいなぁーとフラリと書店に入って購入。だいぶ前にこの作者さんの別作品(探偵もの)があったのを思い出して。あと帯のカズレーザーの推しもあり(笑)

    内容は血みどろミステリーではなく、平和な日常ミステリー。謎要素もそこまで強いものではなかったし、伏線もわかりやすかったけど、確かにあまり気を張らず読むにはいい話ばかりかもしれない。

    個人的には血みどろに慣れてしまったためか物足りなさもありましたが、「なにか起こるぞ……」という事件までの入りが読んでいて楽しかったです。
    そういえば前に読んだこの作者の探偵ものも、平和目立った気がする……

著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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