今からあなたを脅迫します (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 214
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940283

作品紹介・あらすじ

Q:謎解きの極意は? A:――脅す。

「今から君を脅迫する」。きっかけは一本の動画。「脅迫屋」と名乗るふざけた覆面男は、元カレを人質に取った、命が惜しければ身代金を払えという。
ちょっと待って、私、恋人なんていたこと
ないんですけど……!? 
誘拐事件から繋がる振り込め詐欺騒動に
巻き込まれた私は、気づけばテロ事件の渦中へと追い込まれ――。
人違いからはじまる、陽気で愉快な脅迫だらけの日々の幕が開く。

灰色のヒーロー譚、開幕! 新星がエンタメを挑発する!

感想・レビュー・書評

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  • 脅迫屋。
    依頼人からの依頼によりどんな手を使ってでも
    脅迫し、要望を受け入れさせる。

    設定も面白いし、仕掛けもあって
    ミステリーとしても面白いんだけど、
    どうしても主人公澪のキャラが苦手で…
    正義感で突っ走る系の女の子。
    ちゃんとその性格になった理由も語られてたけど、
    それでもなんとなく腑に落ちない感じ。
    映像化するとコメディちっくでいいんだろうけど、
    最後までなんか好きになれなかった…

  • ドラマを見てなかったけど、やっぱり読みたくなって読んだ。脅迫屋と主人公の会話、鮮やかな展開運びなど、とてもハラハラドキドキした。

  • 奇抜な設定になかなかついていけなかった。ラストは感動的なのだが、そのラストに繫げるために物語を作ったような印象を受けた。
    あらすじ(背表紙より)
    「今から君を脅迫する」。きっかけは一本の動画。「脅迫屋」と名乗るふざけた覆面男は、元カレを人質に取った、命が惜しければ身代金を払えという。ちょっと待って、私、恋人なんていたことないんですけど…!?誘拐事件から繋がる振り込め詐欺騒動に巻き込まれた私は、気づけばテロ事件の渦中へと追い込まれ―。人違いからはじまる、陽気で愉快な脅迫だらけの日々の幕が開く。

  • ★4にするか3にするか悩むところ。
    そのくらい面白く楽しめた。

    正義を貫く主人公に「もうちょっと力抜こうよ」と思いつつも、迷いや弱さを抱き、それでもそうあろうと頑張る姿はとても好感を持てた。
    思わずくすりと笑ってしまうような会話や、たまに心に残る言葉。

    続きが出たら手にするだろうなあ。(あんまり長くは続いてほしくないけれど。目黒や栃乙女のことももっと知りたいなー

  • 初著者、何故この本を手にしたのかはよく覚えてませんがタイトルからおもしろそうだと思ったのだろう。多分!
    予感が的中です。面白い!
    連作短編集なのか、長編なのか、最初から最後まで繋がっています。
    非常に良く考えられた内容だと感心しました。
    ユーモアあふれる会話や言い回し等、軽い感じで読み易くスイスイと読めてしまいました。
    栃乙女もいいキャラで味があるし。

  • 初著者。サイン本。買った当時(2016年頃?)こういうの流行っていたな…という雰囲気の連作ミステリー。映像映えは確かにしそう。主人公澪の優しさと正義に基づく性格が呪いと表現されているのがよくわかる。時にぶれるのが成長かなーと。必要悪を貫く正義もあるってまとめなのかな。澪と千川の関係が進展して欲しいなと思ったので続きを読む。(2/2-14)【2024-5】

  • 連作短編集の形で紡がれる物語。
    それは正義感とはまた違う。
    呪い…なのか、こだわり…なのか。
    それを理由づけることはできるだろうけど、結局それが自分なんだから仕方ないということかもしれないね。
    最大のイレギュラーである彼女と、それをも繋げていく彼と、その上でさらに繋がりを深め広げる彼女。
    激しい主導権争いのような。
    ただで脅迫されてる場合じゃないものね。

  • 元カレの命が惜しくば…な脅迫をもらったけれど
    主人公には今も昔も彼氏はいないし、知り合いでもない。

    人違いです、と咄嗟に言えるかと聞かれると謎です。
    放置するのはちょっと…と思わなくもないですが。
    そんな変な人達と知り合ってしまった主人公は
    何故かちょくちょくやり取りしたり、で
    知り合いにまで昇格してしまっています。

    軽いのりで進むので、事件が発生しても
    面白いな、で終わります。
    読みやすかったですし、人間関係笑えましたが
    きちんと最後がありました。
    色々おかしな点が多々ありましたが
    言われて納得、です。

  • ドラマ化されて気になっていた作品。ドラマとはちょっと違うのかな。
    主人公の金坂澪は出自もあってとにかく「正義」に猪突猛進。住んでいるマンションに、人違いで脅迫状が届いたのをきっかけに脅迫屋と知り合う。
    なんだかんだと巻き込まれていろんな犯罪に関わるけど、罪を憎んで人を憎まず精神で絡んでくる。
    金坂澪はどうしたいのかと、話にちょっとついていけないとこもあったけどわたしは結構好きでした。

  • サラッと読めたが、以外と内容や伏せんはしっかり
    描かれていて中々面白かった。
    ドラマを先に見ていたのでそのイメージがあったが
    千川は原作だと若い男性なのか。

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著者プロフィール

1988年栃木県生まれ。『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞を受賞し、デビュー。代表作となった「今からあなたを脅迫します」シリーズは、連続ドラマ化され、奈院ゆりえにより、漫画化(KCデラックス なかよし)もされている。他の著作に、『昨日の君は、僕だけの君だった』(幻冬舎文庫)、『救ってみろと放課後は言う』(KADOKAWA)、『撮影現場は止まらせない! 制作部女子・万理の謎解き』(角川文庫)、『時は止まったふりをして』『流星の下で、君は二度死ぬ』(新潮文庫nex)などがある。

「2022年 『ネメシス7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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