- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940962
作品紹介・あらすじ
奇っ怪な連続殺人で世を騒がせる殺人鬼マスカレードの正体は、精神科医・氷飽清廉だ。
氷飽清廉は知的でコーヒーを好み、常に心配りと礼節を忘れず、その推理力から警視庁からの信頼も厚い。
そして、殺人鬼だ。
注釈しよう。この物語はあくまで、殺人鬼氷飽清廉の、美学に基づく個人的な物語だ。
感想・レビュー・書評
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氷鉋清廉(ヒガノセイレン)。天才精神科医にして、美学に満ちた殺人鬼・マスカレード。海岸沿いで発見された怪死体にはマスカレードに殺されたような痕跡が。新米刑事の百合は紹介された協力者と捜査を開始するが、その人物はあろうことか氷鉋だった! 父親、婚約者、恋人の証言が食い違う謎めいた被害者・麗奈を、当の氷鉋と調べる百合。だが、死んだはずの麗奈の目撃証言まであらわれ……!?
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読書偏差値が平均以上の人ならおそらくみんなが戸惑うような構成が、一番印象に残りました。
完読することでようやく、タイトルの意味が分かる…すっきり感が、あった、ような?もやもやが残っているような?最後のページを閉じた今現在、複雑な心持ち。
ミステリーとして読むにはかなり突飛な結末だと思ったし、
かといってファンタジーなのかというとそうでもなさそうで。
ジャンルちゃんぽんしてる作品がお好きな方にオススメしたいです。 -
古い名探偵がこう言ったらしい。
「犯人は芸術家だが探偵は批評家に過ぎない」。
殺人鬼探偵は秀れた批評家でもあり芸術家でもあった。
猟奇的な事件を鮮やかに創りだし
猟奇的に分析し
あっさりと終わらせる。
あっけらかんとした犯人像が心地よく気持ちわるい。 -
捏造……捏造だった。キャラ的には氷鉋先生好きだけど。
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エピローグが秀逸な作品。消化不良だったのが最後に一気に納得までいくのがよかった。氷鉋と鶯の因縁がまだまだ読みたい
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08/14/2018 読了。
図書館から。
初著者作品。
んー…。 -
2018.3.30読了。
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殺人鬼で探偵で捏造で美学と盛りだくさんのタイトルに偽りなし。捏造を信じすぎじゃないか?目撃証言とかどうなった?と思うけどもう何が真実で本物か混乱。シリーズは続くようだし、いつ彼女が真実を知るのか楽しみ。