巻子の言霊 愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語 (現代プレミアブック)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062950626

作品紹介・あらすじ

真の愛情とは?絆とは?献身とは?全身麻痺の妻が病床で綴った悲痛な想いに、夫は全身を震わせた…。生きる苦しみと死ぬ苦しみ。そこには、尊厳死の是非をも問う深い命題があった。

感想・レビュー・書評

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  • 泣きました。

  • 運転中、居眠り運転の対向車に突っ込まれ、瞼しか動かせなくなってしまった巻子さん。
    身体は動かないが、目は見え、耳も聞こえ、意識もはっきりしているというとても辛い状況の妻を、懸命に介護する幸郎さん。
    そんな二人の夫婦についてのルポルタージュ。

    交通事故に遭い、巻子さんのようになる可能性は、自分にもある。
    自分でもやはり殺してほしいと思ってしまう気がする。
    しかし現実には難しい。

    幸郎さんの「保険会社の弁護士が加害者を弁護するのは利益相反ではないか」との指摘は確かにその通りだと思った。
    どういう解釈がされているのだろうか、調べてみよう。

    内容はすごく良かったけれど文章があまり好みじゃありませんでした。

  • なんか 哀しいけど、憤りも感じるけど、主人公のご夫婦は、日々 淡々と 1日1日を 愛おしむ様に 生きておられるのが ひしひしと感じられた。
    交通事故の賠償保険って そんな裏が あるとは 思ってもみなかった。

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著者プロフィール

1963年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。主な著書に、『自動車保険の落とし穴』(朝日新書)、『家族のもとへ、あなたを帰す 東日本大震災犠牲者約1万9000名、歯科医師たちの身元究明』(WAVE出版)、『開成をつくった男、佐野鼎』(講談社)などがある。また、児童向けノンフィクションに、『柴犬マイちゃんへの手紙』、『泥だらけのカルテ』(ともに講談社)がある。なお、『示談交渉人裏ファイル』(共著、角川文庫)はTBS系でドラマシリーズ化、『巻子の言霊 愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語』(講談社)はNHKでドラマ化された。ウェブ記事「交通事故で息子が寝たきりに――介護を続ける親の苦悩と、『親なき後』への不安」で「PEPジャーナリズム大賞」2022特別賞受賞。
公式HP https://www.mika-y.com/

「2022年 『コレラを防いだ男 関寛斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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