最少の努力でやせる食事の科学 (講談社の実用BOOK)

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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062998802

作品紹介・あらすじ

やせるために、毎日腹筋やランニングに励み、がんばって毎食炭水化物を抜き、お酒をノーカロリー飲料に変え、ささみを食べる……。実はこれらはすべてムダな努力だった! 効果が出ないばかりか、逆に太ってしまう可能性さえあるのだ。「40代からの美しい腹筋はジムではなく食事から作られる」という、55歳にして体内年齢30代の著者が実践する、効率よく、引き締まった体を作る最強の食事法を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 【マイ厳選7選】
    ① 糖質制限だけすると、エネルギーが作れないので、やむを得ず筋肉をアミノ酸に変えて糖を作るようになるので、代謝が落ちて悪循環。
    ➡︎糖質制限して無くなったエネルギーを良質な油で補うことが重要。

    ② 糖質のとりすぎはダメ、かといって極端な糖質制限はダメ
    ➡︎「ほどほど」に摂れば良い。(目安は一食自分の握り拳一個分)一回の食事の炭水化物量を、血糖値が危険値にならないように抑えればいい、それが握り拳一個分)

    ③ 果糖はブドウ糖と違って、ほぼ肝臓で代謝されるため、血糖値を上げないのでヘルシーだ、と言われていたこともあった。しかし、果糖は摂り過ぎると中性脂肪を増やし、肝臓にダメージを与えることが分かってきた。
    ➡︎一度に摂る果糖の量は15g以下にすべき。

    ④ 「生葉野菜」と「いい油」と「タンパク質」を十分に摂って、炭水化物は毎食「握り拳一個まで」。ナッツやゆで卵などの栄養のあるおやつで栄養素を補う。スナックの代替は乱切りキャベツや薄切り大根。ともに消化も良いので、夜の小腹満たしに最適。ごま油と塩でどうぞ。

    ⑤ 筋肉を作って乳酸を溜め過ぎると、カラダが酸性に傾き、酸から内臓を守るために臓器周りにバリア(体脂肪)が付くので、太る!➡
    ︎運動中(後)にアルカリ性食品を摂取して酸性に傾き過ぎないようにすべき。

    ⑥ 野菜はアルカリ性食品、肉や野菜、穀類は酸性食品。酸性食品食べがちなので、体内が酸性に傾きがち。そのバランスを崩さんがために、骨のカルシウムを使って血中pHを保ってる。➡
    ︎骨がスカスカなってく。
    アルカリ性食品例)
    生葉野菜、オリーブオイル、くるみ、海藻など

    ⑦ 常時、ものを食べて糖が補給されている状態は、体内に常に糖が余り続けている状態=体組織が砂糖のシロップ漬けになっているも同然。
    ➡︎体組織が体温で長年加熱され続けることで徐々にAGEsへと変化し、慢性炎症を引き起こす。

  • オーガスト流食事の6つのルール
    1 生の葉野菜を毎食たっぷり摂る
    2 いい油をきちんと摂る
    3 タンパク質を十分に
    4 炭水化物は毎食握りこぶし1個分まで
    5 栄養のあるおやつを食べる
    6 アルカリ性食品を毎食摂る

    という、ルールは健康的で、痩身効果があると思います。

    ただ、肉はどれだけ食べてもいいというような文章が何度か出てきますが、WHOでは赤い肉(鶏肉以外)はおそらく発がん性があるとしているのに、それを取り上げていないのは怪しく思えます。

    また、栄養不足によって身長が小さいことが問題であるというふうに記していますが、巨人症の方たちは短命なのに対し、小人症の方たちは、どちらでもない人たちと寿命は変わりませんでした。


    この本が示しているのは「痩せる」方法であって、「健康的に痩せる」方法でないと思いました。

  • 著者は日米混血の栄養科学博士。基本的に食品・食生活の話。細マッチョのイケメン55歳という属性のせいか(あるいは私の色メガネのせいか)、爺さん博士達の主張とは、微妙に切り口が違う面白さがあり。糖尿病とは縁が無さそうだし(笑)
    まあ、ちょい筋トレするだけあって、ランニングには否定派みたい。好きでやってるんだから、放っておいてちょうだい〜

  • 筋肉は休めている間しか成長しない。長時間の筋トレより筋肉を追い込んだ運動を短時間するほうが効果的。そのためには運動は週2回が限度。

    カロリーメーターの神話。カロリーは存在しない。カロリーオフは意味がない。

    糖質カットは脳が甘いものを欲しがる本能に勝てない。良質な油を摂ることで脳を満足させる。油を摂りすぎても体外に排出されるだけ。

    魚のたんぱく質は吸収率が低い。海洋汚染の心配がある。大豆のイソフラボンは女性ホルモンに似ていてバランスの乱れを引き起こす。

    水分が細胞に吸収されるにはミネラルが必要。スポーツドリンクはミネラルはあるが糖分が問題。

    ベジパワープラス=青汁パウダー。

    朝はコルチゾールの分泌が多い=ストレスホルモン=体を目覚めさせる。=糖質を早く脂肪に変える。=朝にパンやご飯を食べるとより太りやすい。コーヒーもコルチゾールの分泌を促す。
    青汁入りのエッグスムージー。

    夜寝る前の糖質は成長ホルモンを止める。

    GI値ではなくGL値。消費する量を考慮したもの。

    糖質は液体になると吸収されやすい。ビールは100MLあたり3.4~4.6g。赤ワインは100Mlあたり1.5g。

    果物の糖質は果糖。肝臓で代謝されるアルコールと同じ。一度に取るのは果糖15gまで。

    揚げ物は糖質より悪い=酸化した油。高温に耐えられる油はない。

    果糖入りの清涼飲料水は7倍太りやすい。高果糖コーンシロップなど。

    甘いものや果物、清涼飲料水は、がんに餌をやっている、ことになる。
    過剰な糖は、体脂肪を増やす、AGESをつくって炎症をふやす、がんに餌をやる、ことになる。

    ちょこちょこ食いより、週末のドカ食い。
    週一回チートデーを設ける。
    甘いものは脳にとっての喜び=ニコチンと同じ作用がある。週一回ならだいじょうぶ。

    悪い油は参加した油と科学的に加工された油。
    加熱料理に向くのは飽和脂肪酸=バター、ココナッツオイル。常温で固体のもの。

    ニュージーランドの牧草牛=SAITOFARMやダイエーオーガニックミートショップなど。

    スーパーサイズミーという映画=マックだけを食べる=トランス脂肪酸でドクターストップがかかった。

    食材を生で摂る=栄養素の9割はまだよくわかっていない。サプリでは取り切れないものがある。
    一回の食事のうち7割は生のものをとる。半分を生野菜にすれば可能。

    たんぱく質が不足するため、一日4回の食事、またはおやつで補う。

    酸性の食事をしても体が調整する。しかしそのときに骨のカルシウムを使う。
    意識してアルカリ性の食事をとる必要がある。生の葉野菜、オリーブオイル、くるみ、海藻など。

    思いやりファームの牛乳。

    運動は週2回、ランジ、スクワット、腕立て伏せ、ぺっとボトルを横に挙げる(吊り輪の静止運動)、三頭筋エクササイズ、プランク、バタ足腹筋、ペットボトル腹筋。短時間で追い込む。

  • ダイエットのノウハウ本ではないです。
    健康的に内も外もキレイな体になるために、
    人間の体と食品・食事の関係性を科学的に解説してくれてます。

    結果、油でも間食でもなく、
    糖の過剰摂取が不健康の原因の大部分なんだなと納得。

    内容的にはすごくわかりやすくて勉強になった。


    が、ここにあるような生活をしたいかというと…。
    毎食米食いたいよー。

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